プロの1分【ショートショートnote_73/創作】
家内が私を追求するので、仕方なく、日曜日の夜に投稿するための、ショートショートの創作活動を、細々としている。
ショートショートノートカードゲームを使い、お題を家族に出してもらう。それをテーマに410字以内で、書く。
今回は、長男に、予めスマホのスロットアプリで選択していた以下の5枚から、お題を設定してもらった。
それでは、本編にまいりましょう。
長男のお題から。
本編、「プロの1分」、約410字を、どうぞ。
☆ ☆ ☆
連は、防衛軍の爆弾処理班所属だ。時間内に爆発物を処理する。その間、わずか1分。判断ミスも、躊躇も、微塵も許されない。
爆弾処理班の中でも選りすぐりの特殊部隊がいて。コードネームは、オンリー・ワン・ミニッツ。頭文字をとり、オーム。
このオーム。責任が余りにも重大かつ過酷で。並の神経では到底務まらない。世界で8人。日本にたった2人きりだ。
連は、今日も臨場している。
さて、最後に赤のコードを切断すれば、起爆装置は切れる。
ポチッとな。
ひとまず完了。
だが。ここから先が本物の仕事だ。
まず、関連者全員の記憶の消去。次に時間の制止。異空間に移動し、全人類の脳内検索で犯人を特定。犯人全てをそこに連れ込んで犯罪意識を消去。更生させて元の空間に戻す。と同時に自分も事件直前にタイムリープする。
そして、何事も無かったように、日常に戻るのである。
このサイキックの1分間が、実に、プロなのである。オームの存在は、未だ、ごく一部の人間しか知らない。
☆ ☆ ☆
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。
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