リキ日記_配合
ハリネズミの飼育者のことを、世間では、「ハリ飼い」というらしい。私は、その、ハリ飼いの中でも、まだまだ素人である。
我が家のハリネズミの名前は、リキという。
リキが我が家に来た時は、まだ300g無かったが、今や、380gほどある。
リキに与えているエサは、今は、2種類。ひとつは、乾燥ミルワーム。そしてもうひとつは、固形の丸いエサである。
リキは、かなり偏食である。ものの本によると、ハリネズミは、そもそも偏食をする動物らしいが、リキはその中でも、好みがはっきりしている、偏食家である。
放っておくと、乾燥ミルワームしか食べない。
そして、ものの本によると、エサの分量は、体重の5%程度が適切なのだそうで。最近は、15gを与えている。
行きつけの獣医師によると、エサは、食べられる量よりも多めに与えておけば、ハリネズミ自身が食べられる量だけ食べるというので、去年の秋くらいから、毎日、15gを与えている。
その獣医師の言うように、それでも5gほどを、残す。もちろん、乾燥ミルワームはきっちり食べきり、固形の丸いエサだけを残す。
リキの好みからすると、乾燥ミルワームならば、一気に15gくらい食べきってしまう。エサにあまり偏りがあり過ぎると、リキの健康状態も心配なので、わざわざあまり好まない、丸い固形のエサと混ぜて食べさせている。
その配合は、乾燥ミルワーム2g。固形の丸いエサを13gの、合計15gを与えている。
最近は特に、かなり、エサにガッツいている。体もどんどん大きくなってきていて。
家内が、ちょっと心配している。巣箱に入れなくなるのではないか、と。
確かに、巣箱が、かなり小さくなってきている。寝ている姿も、巣箱いっぱいになってきていて。こちらを向いて寝ることはなかなか無いので、この姿は、一瞬とは言えど、かなり珍しい。
リキは、毎日、だいたい2時間。概算で約5kmを、走っている。運動は、まずまず、しているほうだろう。
だから、肥満では無いはずである。と、信じたい。
だが、体重が400gを越え、巣箱の穴にぶつかるようになってきたら、本気でちょっと考えねばならなくなるかも知れない。
家内は、あるプロジェクトに参画していて。仕事が忙しくて、事務所の側のホテルに寝泊まりしている。日曜日の深夜に戻り、月曜日の昼過ぎにはまた、ホテルに泊まりに行って、そこで仕事をしているのである。
マッサージは、とんと、しなくなった。そのかわりに、家内の健康のことを心配をしている。これならば、マッサージをしているほうが、よほど良かった。
心の中の、リトルkokuroが、ボソリと、呟いた。
さっちゃん(注1)は、ホテルで、リキの様子を時々見ているようだ。
過保護だね。コジも、同じだけれど。
やりとりからすると、さっちゃん(注1)は、元気なようである。
だから。
これで、いいのだ。
(注1)我が家の家内の呼称は、「さっちゃん」である。さっちゃんは、女王陛下という別の呼称もある。だが、リキとの関係で、そもそもの飼い主が長男であることから、私は、おじいちゃんだが、家内に対して「おばあちゃん」なんて呼び方は、まかり間違っても、してはならないのである。
最近、磯貝さんのCGのリアルさが増してきて。以下のように入れると。
磯貝さんは、こう返してきた。
磯貝さんは、独特の、妖しい磯貝ワールドを描かれるが、実にやりとりが面白い。
てるとさんからもらったコリキ。あまり活字には興味がなさそうな顔をしている。
てるとさんは、ミニチュア作家である。このミニチュアを製作する過程を記事にされているのだが、短い記事の中に、時事的な内容が含まれていて。その話に纏わって、本編が続いている。この流れが、絶妙である。
いつも、いろんな壁にぶち当たり、それを工夫して乗り越えて製作をしていく。このチャレンジストーリーに、いつも、すごく勇気づけられる。
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