リキ日記_ジャンプ
ハリネズミの飼育者のことを、世間では、「ハリ飼い」というらしい。私は、その、ハリ飼いの中でも、まだまだ素人である。
我が家のハリネズミの名前は、リキという。
リキは、身体が大きくなってきている。生まれて1年半以上経つ。大人のハリネズミのオスの大きさは、だいたい、5〜600gだと言われているようだから、決して肥満でも無い。
むしろ、リキ走と称して、かなり走るので、筋肉質になってきていると感じる。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
リキ走というのは、勝手にコジが、称しているだけだよね。
今の状態が約400gだから、もし、500gを超えてくると、今のケージは小さくなる。巣箱は、小さすぎることになる。
そんな心配を、少しし始めていると、家内がびっくりする出来事に、出くわした。
家内は、ようやくプロジェクトが一段落して帰宅しているわけだが、週末のケージの掃除に付き合ってくれた。
家内は、ケージを掃除するわけではない。どんなにリキを愛していても、リキの糞尿の始末は、しない。だが、帰宅してきて。週末の大掃除の時間に、久し振りにエサをあげてもらうことになったのだった。
家内は、リキにエサをやるのも、手渡しは、しない。スティックを使う。そのスティックで、スキンシップと称して、リキの背中を撫ぜていた。
私から見ると、リキが、いつも、小刻みに震えていたので、嫌がっていると感じていて。止めるようにと何度か提言したが、聞き入れられることは無かった。
そして、今回、事が起きた。
家内が、久し振りに、リキの背中をスティックで撫ぜたのだ。すると、リキは、シュシュシュシュと、威嚇音を出し、ジャンプしてスティックに針を当てるという行動に出たのだ。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
そりゃ、嫌がるよね。
家内は、キッと、こちらを見返した。
心の中の、リトルkojuroが、家内に聞こえないように、ボソリと、微かに呟いた。
やはり、傍受されている。通信を、切る。
……。
家内は、私を一瞥すると、にっこり笑って、脚を指さした。
私は、条件反射で、パブロフの犬のごとく、家内の足をマッサージし始めた。
リキは、いつから、反抗期になったのかしら。コジくんは、まだ、この歳でも、言うこと聞くのに。
……。
いよいよ、我が家に、束の間の日常が戻ってきた。
マッサージをすると、家内は、上機嫌になる。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。
私もゼットンが大好きな怪獣なので、磯貝さんの本棚にゼットンのフィギュアがあるのが微笑ましかった。それよりも、エスキース用のノートで本棚がいっぱいになっていて。新たな本棚がほしいという磯貝さんの姿に、ちょっと感動してしまった。努力がいつか実りますように。願わくば、ほんの少しでもそのお手伝いができればと祈る。
コリキは、今日は、家内と私の思い出の品と一緒に写真を撮っている。30年間、この根付、家内の車のキーについていた。一昨年、突然根っこの輪っかが壊れて。今は、引退している。でも、捨てられなくて。このまんまにしている。
お線香、青雲のCMになっていた凧は、札幌凧の会代表の田中光夫さんの凧だったという。6月上旬に逝去された。心より、ご冥福をお祈りしたいと思う。
てるとさんの創作チャレンジの記事は、淡々と、短く、でもきちんとまとまっていて。隔日で投稿されている。私は、このてるとさんの記事にも、すごく勇気をもらっている。人生100年時代と言われる。その100年。ずっと、チャレンジなんだと思う。むしろ、そういう人生が送れれば、幸せなんだろうと心から、思う。そう思わせてくれる、とてもいい記事である。私はときどき、一緒にミニチュアを創作ているような錯覚に陥る。とても贅沢な妄想である。笑
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