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小説『たとえば君が売れたら』

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1968年に起きた、 東京、府中の三億円事件をご存知だろうか。 恐らく、事件のことは誰でも知っている。 だが、真犯人が実際は誰だったのかは、 本人しか知らないことだろう。 作品と…
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#詩

『例えば君が売れたら』2、指輪の王子様その①

『例えば君が売れたら』2、指輪の王子様その①

彼とはその後すぐに連絡先を交換し、毎日連絡を取り合っていた。

「おはようございます」「バイトがんばってね」そんな他愛もないやり取りが続いたけれど、彼と会う日はまたすぐにやってきた。
忘れもしないあの蒸し暑さと5月。

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