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綴る日記 弐拾壱 「余裕のある生活」

「『いけないいけない、こうしてるうちに人生が終わっちゃう。』

考えてみれば生活というのは、大半の人からしたら暇の積み重ねである。

忙しそうに見えて、暇の積み重ね。

通勤バスに乗ってる時間、宿題やりたくないなーと駄々を捏ねてる時間、トイレにいる時間。。。

手の空いてるこういう時間を、やらねばのことやらねばのこと、と空白がないように切り詰めていけば、生活に文字通りの余裕が生まれてくるのではないだろうか。

でも、余裕が出たところで自分はまた何かに手を出し、余裕を失うのかもしれない。

そもそも余裕のある生活なんか望んでなかったのかもしれない。

それは自分が実は暇を望んでなかったということになる。

暇というのは、時折顔を見せるレアキャラの立ち位置が丁度いい、というかアイツはそこにしか居られないのかもしれない。」

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