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【コラム】のまとめ

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要点を抑えて書いている【コラム】記事のまとめです。学びの参考にしてください。
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2020年4月の記事一覧

バルチック海運指数

バルチック海運指数

今回は、ややマイナーな指標であるバルチック海運指数の説明です。これはロンドンのバルチック海運取引所が定めている指数で、不定期船の運賃を指数化したものとなります。名前から連想すると、海運業の動向を推測するのに使えそうな印象を受けますね。しかしそれだけでなく、世界経済の先行指標としても寄与します。商船三井あたりは不定期船の割合が多いので、株価分析の参考になるかもしれません。

バルチック海運指数は1日

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【コラム】資産担保証券(ABS) ~リーマンショックを引き起こしたCDOとは~

【コラム】資産担保証券(ABS) ~リーマンショックを引き起こしたCDOとは~

皆さんもご存知の通り、世の中には様々な資産形態が存在します。不動産、債権、株式に現金…。これらは資産として、そのものに価値があることは当然言うまでもないことでしょう。しかし、これら資産の価値を担保にして証券を発行し、誰かに買ってもらう、というやり方も世の中には存在しているのです。資産をたくさん保有する企業などは、このやり方で資金調達することも出来るわけです。今回は、そんな特定の資産を担保にして発行

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【コラム】小手先の知識で「PER」を使わない~理論株価を考える~

【コラム】小手先の知識で「PER」を使わない~理論株価を考える~

2020年2月からのコロナ暴落のパニック売りにより、ほとんどの指標は機能不全に陥りました。テクニカル一辺倒の投資をする人には厳しい状況なのでしょう。いつも言っていることですが、まずは大局観を養うことが重要です。テクニカルは便利な道具になり得ますが、使う人の技量が低いことには道具を活かしきれません。4月上旬現在、少しずつパニックは解消され始めましたので、しばらくすれば各種の指標ももう少し機能してくる

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【コラム】リーマンより詳細不明なブラックマンデーも解説!そこから見える大局観は・・・

【コラム】リーマンより詳細不明なブラックマンデーも解説!そこから見える大局観は・・・

先日書いた【コラム】ではリーマンショックの概要について説明をしました。

【コラム】みんな意外と詳細を知らないリーマンショックを簡単に解説

しかし、ブラックマンデーのことは更に多くの人が知らない事件なのでしょう。もちろん私も知りません!しかし、今回のコロナ暴落の後、今後の経済の展開を予想するためにも歴史を学ぶことは最重要です。暴落期間や株価推移の傾向など、リーマンやブラックマンデーに類似する点も

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【コラム】みんな意外と詳細を知らないリーマンショックを簡単に解説

【コラム】みんな意外と詳細を知らないリーマンショックを簡単に解説

今日は、こんなネットに記事が出ていました。

やはり未曾有の金融危機で連想されるのは、リーマンショックの時の嫌な記憶、というわけです。私は昨日の【雑感】で

『リーマンの時は不透明な要素が多かったのです。その時の様に連鎖的に何かが破綻していく、隠れたダメージが表面化する、という魔物がまだ隠れているなら恐いですが、今のところは見当たりません。』

と表現しました。今日はこれについて補足します。つまり

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【コラム】相場サイクルの季節が切り替わるタイミング

【コラム】相場サイクルの季節が切り替わるタイミング

相場サイクル論の大枠が理解出来たら、今後の投資計画がイメージしやすくなったと思います。2020年初頭が逆業績相場のどん底で、その後は大金融緩和により、金融相場の雰囲気に切り替わったのが2020年後半です。新しいサイクルに突入したことを感じさせる相場の動きになっています。

しかし、下記の記事のセクションDでも説明した様に「金融相場⇒業績相場」といった季節の切り替え時に、明確な区切りが存在するわけで

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