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「やり切る」ことの意味

不確実な環境において正解を探しながら仕事をしていると「なんか上手くいかなそうだな」という気持ちになってしまう。そうすると自分で決めた行動すら躊躇してしまい、本来の力が100%出しきれない。

大量生産大量消費の右肩上がりの環境であれば「以前上手くいったことの繰り返し」でも成果は出る。成果が出るのでやるべきことを淡々とやり続ければ良いだけ。同じことを繰り返しやり続けることが正解の環境。
これはPDCAの世界。
Plan→Do→Check→Action
Check=評価・検証

仕事の本質は「仮説→実践→検証」なのでこれ自体は基礎として習得しておかなければならない。
しかし今はCheckだけではなく学び(Learn)が大切。
これは「PDLA」の世界。
Plan→Do→Learn→Action
検証はもちろん大事。それだけではなく「学び」という感覚が持てると日々取り組んでいることが意味のあるものになる。
今の環境では以前のやり方は通用しない。新しいことにトライしても成果が出るかは分からない。人は成果が出ないと「無駄だった」と諦めてしまうから、取り組み途中で成果が出なそうだと手を緩めてしまう。

方向性に照らし合わせて仮説を立てる。
仮説を検証するために「小さく」トライしてみる。
この時に大事なのは「やり切る」こと。
100のサンプルを集めて検証すると決めたのに、上手くいかなそうだから途中で止めてしまったり、手を抜いてしまうと意味がない。
やり切った後に検証して「兆し」があれば次の仮説を立てる。
上手くいかなければそれは大きな「学び」となる。
結局は小さなトライを積み重ねる中で多くを学び、兆しをつかんだ人が成果を挙げることができる。

仕事において目の前のことを全力でやるという意味は「成果を挙げる手前」の実践から学ぶことと最適解を探求するということ。

やり切った人が成果を出せるのではなく、
成果を出している人は皆やり切っている。


トーマスエジソンの有名な言葉。
「失敗したのではない。上手くいかない1万通りの方法を発見したのだ。」

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