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【地域】自然とのせめぎ合い

今日は長崎市の市民清掃の日でした。
本市では、毎年8月の1週目の日曜日に市民清掃が行われています。

非常に暑い日が続いており、この1週間長崎は雨が全く降っていません。

気温が高くなることが予想されていたので、今朝は5時から7時までガッツリと2時間わが子が小学校に通う通学路の除草をしました。

2時間で大きなゴミ袋3つ分の収穫がありました。

一心不乱にお掃除をした後、ふと気づきました。
アスファルトが脆くなっている!
歩道の草を抜くと現れるコンクリートやアスファルトのひび割れ。
コンクリートは砕けていませんでしたが、草の下に隠れていた一部のアスファルトは明らかに細かく分解されていました。

昭和時代に造成された団地に住んでいますが、きっと何度か補修・改装されたであろうわが地域の歩道。
計画的に今後も直していただけると嬉しいのですが、長崎市は財政的にも厳しいですし、人口減少が進んでコンパクトシティを行政としては目指しているようです。

自然の領域を開発して人間が生活する領域を広げてきましたが、人口が減れば生活領域を維持するのは簡単なことではありません。
空き家になると一気に家屋が痛むように、植物が自由に生えるようになると道路も痛みます。
人口減少はさらに拍車をかけ、管理を難しくすることでしょう。

今回の清掃活動は街の現状を見つめ直す機会となりました。
アスファルトのひび割れ一つとっても、そこに私たちが住む社会の課題が凝縮されていると感じます。
人口減少や高齢化が進む中で、街のインフラをどのように維持していくのか、今後も考え続ける必要があります。

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