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先日、オリンピックのタオルを買いました

はじめに

先日、ヨーロッパで行われたEURO2021でイタリアが53年ぶりに優勝をしました。サッカーとしてのタイトルを国として獲得したのは2006年のW杯以降でそれからでも15年ぶりの快挙です。イタリアが優勝したその日は、イタリア中は歓喜したことでしょう。さて、日本ではオリンピック開催が目前に迫っていますが、どこか前向きな気持ちになれないようなニュースをよく見かけますね。今回はEUROから見たオリンピック目前の異常さについて書いていきたいと思います。

オリンピックよりEURO

オリンピックは4年に一度開催されるスポーツの祭典で、どのスポーツ選手もこの大会で金メダルを獲得することを目指しているということは皆さんご存知のはずです。そして、EUROもオリンピックイヤーに開催されるヨーロッパサッカーの大きな大会です。オリンピックのサッカーがいまいち盛り上がりに欠けるのはEUROが関係しています。オリンピックのサッカーは年齢制限がありますが、W杯やEUROにはそれがありません。もっと言えば、男子サッカーに限ると、オリンピックでの金メダルよりもW杯やEUROでの優勝のほうが価値があるとされています。そのため、ヨーロッパ国々はオリンピックよりEUROを優先させた選手選びをし、EUROには万全の状態で臨んています。
もちろん、ヨーロッパでもオリンピックは注目されています。サッカーに関してはEUROのほうが熱量は高いです。つまり、ヨーロッパではサッカーに関してはEUROで、その他の競技はオリンピックを同じ年に楽しんでいます。ヨーロッパの人々にしてみれば、オリンピックとEUROは同じぐらい大きな大会で非常に熱狂できるイベントなのです。次の章で本題に入っていきます。

オリンピックを中止させたくて仕方がない

今年に入ってからずっと、オリンピック中止を望むメディアがたくさん増えています。「コロナガー」「感染拡大ガー」という理由の一点張りです。確かにコロナ対策をしっかりしないのは国としての威信に関わることです。感染対策はもちろんするのが、当たり前です。しかし、感染対策が不十分だと常に指摘?いや、重箱の隅をつつくような言論がよく見られ、結論はオリンピック中止となります。批判することは簡単ですが、実際にやると難しいということを分かっているのかいないのかわかりませんが、自分たちでやらずに人任せなので、無責任ですよね。
残念なことにもうすぐ開幕というのに、オリンピックに賛同すると言いにくい雰囲気が形成されていますね。これはたまったもんじゃないですね。日本の新型コロナの感染者数・死亡者数は欧米に比べて極端に少ないですし、人口10万人当たりの数値も日本の方が極端に低いです。オリンピックが利権の巣窟とされ、悪の権化のように言われていますが、それはオリンピックだけなのでしょうか?オリンピック反対を扇動している人たちには何のしがらみがないのでしょうか?むしろ、彼らの方が後ろめたいものはあるのではないでしょうか。木村盛世先生の本で「モーニングショーの出演依頼が来たときに当局のスタッフから『コロナをガンガンあってください。これでしばらくはもちますから』」と書かれています。視聴者を愚弄しているとしか思えないような内容ですよね。まさに、コロナを食い物にしている炎上商法ですよね。それこそ利権じゃないの?って言いたくなりますね(笑)。それを聞いて呆れて、木村先生は出演を拒否されたとのことです。専門家としての良心というよりも、普通の倫理観を持ち合わせている人であれば、そういったお話を断るでしょう。オリンピック中止を煽っている人もそういった倫理観を持ち合わせずに煽っている人もいることでしょう。中止を求めている人の中にはしっかりとした倫理観を持たれて反対されている人がいるのも確かです。

ここでやっとEUROとオリンピックの関係です。ヨーロッパは昨年と今年の頭のコロナの被害は甚大なものでしたが、ワクチンの普及なので、徐々に収まり、新規感染者数が増えたとしても重症者や死者は減っています。そして、社会生活が戻りつつある中で、EUROが開催されました。この大会は間違いなく、ヨーロッパの人々にとって大きな希望になったことでしょうし、世界中のサッカーファンが待ち望んだ大会です。ヨーロッパでも中止論もあったでしょうが、実際、大会を行って、大きな盛り上がりを見せました。そして、イタリア国民だけでなく、ヨーロッパの大きな光となりました。EURO2021は希望の大会だったと言えますし、イタリアが優勝したことも大きな意味があるでしょう。
つまり、オリンピックもEUROのような力を持っていますし、EUROより大きな影響力があるはずです。裏を返せば、中止にすることで世界中に与えるはずのその光を奪ってしまうことになります。EUROの観戦で感染者が増えたといったニュースばかり取り上げられますが、そんなことよりもイタリアの優勝やヨーロッパ中に与えた希望を取り上げるべきで、オリンピックにもそれ以上の力があるからこそ、日本国民一丸となって進めようというのが本来の姿勢だと思います。EUROは成功した大会でオリンピックも参考にすれば、成功すると思います。政府に傾倒した全体主義と罵倒する人もいますが、後ろ向きな議論をしても意味がありません。そんなことを言って解決するなら非常に楽ですが、解決しないので、どうしようかを考えるのが筋だと思います。

最後に

ISOのリスクマネジメントでは、リスクをゼロにすることができないという前提で、規格が作られています。リスクマネジメントは会社経営の規格に採用されています。何かを行うときにゼロリスクなどありえないというのが国際的な考え方です。リスクを低減し、残ったリスクとそのことを行うベネフィット(利益)を比較し、ベネフィットがリスクを上回った時にそれを行います。今の世論(メディア)はゼロリスクを前提としています。ISOの規格からもわかるように筋違いです。ゼロリスクを実現させるには何もしないことが一番です。そして、ベネフィットも捨てることになります。現状維持というか悪化の一途をたどるだけで、他のリスクへの対処もできません。そんなことをしたら何もいいことはないですよね。リスクを下げる努力を怠ってはいけませんし、リスクをゼロに近付けるようにしなければなりません。先例からヒントを得ることもよくあります。だからこそ、EURO2021から東京オリンピックも学び、EUROが与えた希望を東京オリンピックはさらに大きくすることができると信じています。夢と希望の詰まった大会が自国で開催されるのに、無下に反対し、スポーツ選手を罵るような真似は絶対に許されないことだと思います。自国で行われるならどの国民よりも自国民が一番盛り上がるのが大切だと思います。
ただ、無観客なのが残念です、、、
ちなみにですが、タイトル通り本当にタオルを買い家に飾っています。

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