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南ドイツの魅力


前回は南ドイツについて書きましたが、今回は南ドイツの観光スポットについてざっくりとまとめました。


南ドイツの観光スポットは?

南ドイツの一番の観光スポットはロマンティック街道で、ノイシュバンシュタイン城やローテンブルクは人気が非常に高いです。パックツアーではロマンティック街道を始点のヴュルツブルク(Würzburg)から南に下り終点のフュッセン(Füssen)へと向かいますが、スポットで行く場合はミュンヘンから行くと便利です。鉄道でロマンティック街道の都市をめぐるのは難しいですが、バスであればミュンヘンからは結構出ているのでおススメです。ミュンヘンはバイエルン州の州都であるだけあって、それらの地域に非常に行きやすいです。

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バーデン=ヴュルテンベルク州は国境沿いにある黒い森(Schwarz Walt)や州都のシュトゥットガルトやフライブルクがメインの観光スポットになると思います。シュトゥットガルトはベンツの本社があり、ベンツ博物館は一見の価値のある博物館で、車が好きな方もそうでない方も楽しめます。BMWの本社の横にあるBMW博物館のあまり評判は良くないようです。ちなみにBMWの本社はミュンヘンです。シュトゥットガルトも一日あれば観光できる街ですので、ミュンヘンからバスや電車で数時間で行けるので、日帰りで行けないこともありません。シュトゥットガルトは哲学者・ヘーゲルの出身地でもあります。

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ヴュルツブルクはロマンティック街道の出発点で、世界初のノーベル賞受賞者・レントゲン博士の家があり、ノーベル賞で受賞したときのメダルやX線発生装置が展示されています。ヴュルツブルクの観光スポットはレジデンツと呼ばれる宮殿です。この宮殿の中に大きな吹き抜けがあります。建築当時、その部分はすぐに壊れると言われていました。それの言葉に頭に来た設計者は、「どんな大砲でここを壊すことはできまい」という意味を込めて、天井に大砲の絵を描かせました。第二次世界大戦の爆撃でレジデンツのその部分だけ奇跡的に残りました。詳しくはヴュルツブルクのフレスコ画の天井画と調べると出てきます。

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ロマンティック街道からは外れますがバイエルン州第二の都市ニュルンベルクも人気の観光スポットです。ニュルンベルクはソーセージが有名で、ドイツの大きいソーセージではなく、日本でよく見る香草の入ったソーセージが有名で、ニュルンベルクの人はそれが大好きです。ちなみに僕も大好きです。ニュルンベルクのカイザーブルクは昔のお城でニュルンベルクの旧市街地に入る時に城壁をくぐって街の中へ入ります。ローテンブルクほどではありませんが、中世にタイムスリップしたような気分が味わえます。ニュルンベルクのクリスマスマーケットは規模も大きく有名ですが、その時期に行っていないので実際の様子はわかりませんが、ニュルンベルク出身の人に聞くとドイツでもトップクラスの規模らしいです。

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ミュンヘンという街

ミュンヘンはバイエルン州の州都でドイツ第三の都市です。ミュンヘンのシンボルマークは僧侶で、ミュンヘンの語源が僧侶であることに由来しています。なので、ミュンヘンを走る電車には僧侶のマークが付いています。愛嬌のあるマークなので一度現地で見てみてください。

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ミュンヘンはノイシュバンシュタイン城のような大目玉になる観光スポットはありませんが、旧市街地やその中心にある市役所やフラウエン教会などが人気です。教会に入るのは無料ですが、塔に登る場合はお金がかかりますが、高層ビルが近所にないため、街全体を見ることができます。ミュンヘンのような都会で街を見下ろすのは非常に楽しいです。

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ミュンヘンの中心地は旧市街地ですが、少し北へ行くと英国庭園があり、非常に広く自然豊かなところです。南北に4kmぐらいあるようなところです。市街地から少し離れるとニンフェンベルク城があり、ヴィステルバッハ家(バイエルン王家)のお城です。ノイシュバンシュタイン城よりはスケールが小さいですが、都市部にあるお城とは思えないほど大きくて綺麗です。BMW博物館の近所にはオリンピック公園があり、非常に広い公園でイベントもよく行われています。ここで花火を見ましたが、やっぱり、日本の花火の方が綺麗だなと思いました。

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ミュンヘンは何と言ってビールが有名で9月の中旬からオクトーバーフェストが始まり、世界各国からビールを飲みにやってきます。ドイツへ行かれる際はぜひビールをと言いたいのですが、ビールはぜひミュンヘンでと言いたいです。それぐらいミュンヘンは美味しいです。お酒に自信のある方は1Lジョッキに挑戦してみてください。

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ミュンヘンはバイエルン・ミュンヘンのホームで至る所にバイエルン・ミュンヘンのグッズが売られています。ドイツはサッカー熱が強く、地元意識が強いので地元のクラブチームのグッズ以外のグッズを見ることはあまりありません。大きなスポーツ用品店かサッカーショップに行って、少しあるぐらいです。ミュンヘンでバイエルンのユニフォームとドルトムントのユニフォームを買うのは至難の業です。むしろ、日本の方が両方手に入りやすいです。やはり、ライバルチームのユニフォームを扱うことに対して、ミュンヘンの人たちに抵抗があるのかもしれません。サッカー熱の強い地域だからこその熱気を味わうこともできますし、試合の日の電車はドイツではありえないぐらい満員になります。写真の日は何もない日だったので、すごぐ空いてました。

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最後に

南ドイツは実は日本人になじみのある地域で、ドイツの行きたいところが南ドイツにいっぱいあるなんてことはざらです。ドイツの首都はベルリンですが、人気の観光地は南ドイツだと思います。観光資源が南ドイツの方が多いのも理由の一つだと思いますが、南ドイツはドイツの中でも非常に治安のよい地域なので人が集まりやすいのだと思います。ミュンヘンはドイツで人気の都市で、アパート不足に悩まされ、家賃を含む物価は他の都市より高いです。首都のベルリンのほうはるかに安いです。この傾向が変わっているかもしれませんが、僕がいた5-6年前はまだミュンヘンの一強でした。
ミュンヘンを起点にすると非常に観光がしやすいですし、オーストリアへのアクセスも非常によく、ザルツブルクであれば日帰りで行けるほどです。ドイツ旅行をされるときのおすすめの滞在先です。ロマンティック街道の都市を観光し、空いた日でミュンヘン市内を散策し、夜はビールを飲んで騒ぐのもいいかもしれません。

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