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静かなエレベーターでついつい笑ってしまうのを防ぐ方法

エレベーターの無言の中、突然笑いたくなるときはないだろうか?



何があったわけでもない。たださっきまで喋っていたのにエレベーターに乗った瞬間喋ってはいけない空間となる。これはマナーというやつだろうか。
しかしこれがマナーの代名詞ともなる電車ならそうはならない。


電車はたとえ静かだったとしても車内アナウンスは流れるし、線路のガタンゴトンが聞こえる。

しかし、エレベーターとなると誰かが押す目的地の階にたどり着くまで比較的無音の空間となる。
無音であるから『喋ってはいけない空気』というよりは『音を出してはいけない空気』と変換される。これが僕の頭の中では『笑ってはいけない空気』と変換されることがある。

こんな風に『笑ってはいけない空気』に変換してしまうのは僕だけじゃないはずだ。



意識しなければ平静を保てるものもこの『笑ってはいけない』という禁止事項にしてしまうと途端に意識は『笑う』ということに目を向けてしまう。この禁止事項をやりたくなってしまう行為をカリギュラという。


これは人間の心理というもので仕方がない。


なのでこういう場合は意識を他のものに向けることで切り抜けられる。
例えば、先ほどの『エレベーターで笑ってはいけない』という時には『笑う』ということに意識を向けないために『数字を数える』という行為に置き換えることで意識を背けることができる。


この考えは他のことでも応用がきく。
廊下を走ることをやめさせたい場合は『廊下を走ってはいけない』というのではなく、『どちらかの足が地面についている状態で歩きなさい』というと意識は足を地面につけるということに向くから、自ずと走るという行為はしなくなる。

これはダブルバインドというやつだ。


こんな風に考えれば自分の弱点や達成できないことも工夫して取りくむことができそうだ。


僕が今望んでいてなかなかできないことは筋トレだ。

このnoteに何度も書いているように首が痛く、これを根本的に治すには首を支える周りの筋トレをしなければならない。
しかし、そうは分かっていてもなかなかできないのである。その理由は筋トレが嫌いだからである。


なので先ほどで言うところの筋トレをしなければいけない状態を作ればいいのだ。

なぜ筋トレをしないかというと理由は明白だ。
それは筋トレをしようと思っても気づいたら忘れているのだ。
ご飯を食べた後は腹が重く、する気がしない。
なのでご飯を食べる前に筋トレをしようと思うのだがついつい忘れてしまうのだ。


これを改善するためには意識を筋トレに向けさせる必要がある。
筋トレに意識を向けるためにはどうすればいいか。

答えは簡単だ。


ご飯の前には筋トレをしてはいけないという禁止事項を作ってしまうことだ。

するとどうだろう。僕はたちまち、こっそりご飯前に筋トレをしたくなってきたではないか。しかし、ご飯前に筋トレをしてはいけないという禁止事項がある。でもダメだ。うずうずしてきた。一回ぐらいであればこの掟を破ってもいいかという気持ちになってきたのだ。
こんな風にしてマインドコントロールをしてはいかがなものか。



これって恋愛におけると、ベタな漫画のワンシーンに似ている。
いつもちょっかいをかけるあいつのことがついつい気になってしまう。
でもなんで私、いつもあいつのこと考えてるんだろう。
もしかしてこれって・・・  恋????

というやつである。



もう恋なんてしない。

このセリフは恋というものに意識を発しているからこそ出てくる言葉だ。
もし気になる人がこんなことを言っていたら狙ってもいいのかもしれない。

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