#5 ハラスメントをする人達の、興味深い共通点

【声優 佐原誠って?】

●アルビン!&しまっピーズ「サイモン」役
●カードファイト!! ヴァンガードoverDress「コイデ」役
●ぷよぷよテトリス2「スクエアス」役
●アサシンクリードヴァルハラ「オズワルド」役
●CallofDuty:ModernWarfare:Warzone「アズール」役
●ロシャオヘイ戦記「冠萱」役
●真心が届く「チェユンヒョク」役
等のボイスを担当しております。
宜しくお願いいたします!

*この動画のトークを「だいたいの形」で書き起こしました。
*動画を観る時間取れないよー!という超絶お忙しい方向け。
*あるいはテロップがわりとしてどうぞ。

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どうも、佐原です。
【声優 佐原誠のサハラジ!!】にお越しくださいましてありがとうございます!
ではさっそくサハラジオ、始めて行きますよ、というわけで今回のテーマはこちら

「ハラスメントをする人達の、興味深い共通点」

というわけで、なんと今回で第5回目でございます!!ひとつの話題でどんだけ喋ってんだって話です。大変申し訳ございません。でも自分の趣味の話なので、話してる方は楽しいです(

で、どうせ今回も話が長くなりそうなので、さっそくお話しますね!!

前回までの4回分を聴いて(読んで)らっしゃらない方は、まずそちらを経由していただけると、ビュー数が増えて佐原さん喜びます。宜しくお願いいたします。いや、ビュー数増えたからってなんも無いんですけどね。お金が入るわけでもないし(

んで、さっそく前回の終わりの続きです。

「なぜ立場が上の人が下の人に力推し一辺倒なお叱りをしがち」なのか。その根本には、ある「事実」が関係しております、というお話でした。

それは……立場が上の人は「正解を決められるから」です。

つまり、立場が上の人が白と言えば黒い物も白であり、黒といえば白い物も黒と決めつけられる以上、下の人には反論の余地がない。ですからね、立場が上の者からすると、何を言っても反論されないのであれば、エビデンスを用意するなんて面倒な事もしなくていいってなっちゃうわけですよ。なので立場が上の人というのは、自然と、エビデンスを用意するという工程を省略するようになる。最初はきちんと手順を踏んでいた人も、気が付くとそうしなくなりがちであると。

何故ならば「エビデンスがあろうとなかろうと、自分が決定権を持つ状況に変わりはない」から。その結果、力押し一辺倒な「叱る」になりがちなわけです。

また同時に、これには第3回目でお話しした「試し行動」と「社会性の未成熟」も関係している場合があります。試し行動とは「自分をどの程度まで受け止めてくれるのか探るために、わざと困らせるようなことをする子供の行動のこと」です。

いくら自分が立場が上だからといっても、中には反撃してくる猛者もいるかもしれないじゃないですか。ですからまず、パワハラまがいの「叱り」をする前に「試し行動」をする場合があるんですね。

「試し行動」で相手が反撃してこない事を確かめたのち、「社会性の未成熟からくる甘え」をすると。「この人には負の感情をぶつけても黙って受け止めてくれる」という「一種の信頼感」を持って、子供のように「叱るという甘え」をする、といったように、段階を踏む事もあるわけですね。

本来はこのような「甘え行為」は赤の他人にやることではありません。また成長に伴ってその甘えも卒業するのが一般的なわけですが、前頭葉の発達(特に前頭前野)が未熟なので社会性が育たず、分別がない状態で成人し社会に出てしまったような人は、社会に出てもなお、人に甘えるわけですね。

だが「無作為に甘えるのはまずい」と考えるくらいの社会性と思考力は身についている。だから自分より立場が下の、その中でも反撃してこない人を狙って甘えるわけです。ですから「叱る依存の人」というのは、その特徴として、立場が上の人に「叱る」ことも、そもそも意見を言う事すらも、ほぼありません。あくまで標的は立場が下の人なのですと。

また、心理士の村中直人先生いわく「叱る行為はエスカレートしていく」そうなのですが、これも「試し行動」と言える場合があると考えられます。

試し行動は「どの程度わがままを受け止めてくれるか探る行為」と申しました。これはつまり「相手が限界を迎えるまでエスカレートしていく」という事でもあります。「叱る」という甘えをしてみて相手が反撃してこなければ、まだいける、まだいけるとエスカレートしていく、そういうお話です。叱るがエスカレートしていく背景には、このようなパターンも考えられるわけですね。


「GADHA(ガドハ)」という団体があります。
これは「パワハラ・モラハラ加害者」の団体なんですが、その代表者である「えいなか」さんによりますと。モラハラパワハラ加害者の特徴の一つとして。「親の批判ができない」というものがあるのだそうです。

論理的に考えると、親と言うのも人間ですから、当然ミスしますし、間違いを犯します。物事の正解を導き出すためには「正しい知識と経験、そして思考力」が必要となります。理論上はこれらを持っていれば間違える事はありません。しかしこれは、実現するのは無理に近い。何故ならば、地球上のすべての知識と経験を身につける事は、おそらく不可能だからです。

そして、地球上にはまだ解明されていない謎が多くあります。人間の脳の仕組みもそのひとつです。つまり現在「知識」として扱われているものだけが、知識じゃないという事です。未解明の謎が解明されて、それが「知識」として昇華した時、その知識がこれまでの常識を根底から覆す事もあります。(鎌倉幕府成立の年号とかね。)そのようなクリティカルな知識がまだ眠っている可能性がある以上、「全ての正しい知識と経験を得る」事は、シンプルに不可能であると考えられるのです。

そんなわけでして、たとえ親と言えど、ミスや失敗をおかすのは自然な事なわけです。親と子というのは非常に長い時間共に暮らすのが一般的ですから(僕は元ヤングケアラーで小学低学年以降は親と暮らしてませんが、あくまで一般論として。)、そのように多くの時間を共有する中で、親がした失敗や間違いやおかしな言動をみたことが一度もないというのは、考えずらい。

しかしながら、GADHAの代表「えいなか」さんによりますと、このパワハラモラハラ加害者の人の多くは、そうした親のミスや間違いを、話せないそうなんですね。

何故か。

調べを進めていくと、ある共通の「認知」が見えてくる。その認知とは「目上の者は絶対だ」という認知なのだそう。その人達がなぜそういう認知を持つに至ったかは不明なんですが、しかしパワハラモラハラ加害者の人たちは、何故か「目上の者は絶対だ」という認知を持っており、その結果、「目上の者の代表格である親」の批判ができないのだそうです。

ただ、認知は同じでも、親の批判を話せない、話さない理由は人それぞれのようですが。例えば「目上の人の文句を言うなんてけしからん」とか。「うちの親は間違いなんておかさないからそもそも批判する内容がない」とか。

いずれにせよ、しかし通底しているのは「目上の者は絶対だ」という認知なのだそう。

そしてそういう認知を持っているからこそ、理不尽な要求を部下などの、立場が自分より下の人たちにしてしまうと。何故ならば、「立場が上の者が言う事は絶対」なのだから、「立場が上である自分の言った事に間違いなどあるはずない」からです。「立場が上の自分が言った、絶対的に正しい指示通り動かないなんて、お前が悪いに決まっている」と、力押し一辺倒な叱り、つまりパワハラをする事になるのです。

この一連をみて「いやそもそも、パワハラと叱るって違くない??」とそう思われた方。いらっしゃるかもしれません。が、村中先生のお言葉を踏まえて考えると「立場が上の者が立場が下の者に、怒りなどの負の感情を伴った何か」をしたら、それは何であれ、パワハラの要素は入ってきてしまうわけで。そして現状「叱る」という行為はどうも基本的に負の感情を伴うものが多いそうですから、共通点もあると考えられるわけです。ですから、このGADHA(ガドハ)の「えいなか」さんがおっしゃるパワハラモラハラ加害者の方々の話と、今回のテーマ「叱る」は、関係があるように思うんですね。


うーん。この「立場が上とか下」っていうのは、今の時点で結構複雑じゃないですか。色々な話が絡み合ってよくわかんなくなってきます。実に厄介。でもね、まだこれに関連のありそうな話があるんですね。これが何かというと………

はい、長くなるので次にまわします!!
今回も最後まで聴いてくださってありがとうございました!!
それでは、またね!!



【了】



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