#8 [怒る]と[論理]は人体の構造上両立できない理由

【声優 佐原誠って?】

●アルビン!&しまっピーズ「サイモン」役
●カードファイト!! ヴァンガードoverDress「コイデ」役
●ぷよぷよテトリス2「スクエアス」役
●アサシンクリードヴァルハラ「オズワルド」役
●CallofDuty:ModernWarfare:Warzone「アズール」役
●ロシャオヘイ戦記「冠萱」役
●真心が届く「チェユンヒョク」役
等のボイスを担当しております。
宜しくお願いいたします!

*この動画のトークを「だいたいの形」で書き起こしました。
*動画を観る時間取れないよー!という超絶お忙しい方向け。
*あるいはテロップがわりとしてどうぞ。

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どうも、佐原です。
【声優 佐原誠のサハラジ!!】にお越しくださいましてありがとうございます!
ではさっそくサハラジオ、始めて行きますよ、というわけで今回のテーマはこちら

「[怒る]と[論理]は人体の構造上両立できない理由」

8回目!!この連載8回目ですよ!!どー--なってんだー---!?

はい、前置きは短く、どんどん先に行きたいと思います!!
今回もどうぞ、お付き合いくださいませ!!!

前回(7回目)の最後はどんなお話だったかというと。

エビデンスというものが何なのかをしっかり理解し、使いこなせるようになるまで、エビデンスベースの思考法をしみ込ませることが大切である。
そして、エビデンスに基づいて考えるという事がどういう事かわかってくると……「怒ったり叱ったりする必要がない」事がわかってくる。
なんなら、相手に受け取ってもらえるようにしっかり丁寧に、真摯に、順を追ってエビデンスに基づいた説明をしようとすると、怒りの感情が「邪魔」だとすら感じる。

何故ならばエビデンスベースで話をするという事は、論理的に話をするという事であり、論理的に話をするという事は、前頭葉を酷使するという事だからである。
この「前頭葉を使って論理的な思考をすること」と「怒る事」と言うのは、相性最悪である。

……ここまでが前回のお話でしたね!!今回はこの続きです!!

何故ならば……うん。第1回~7回を聴いて下さった「ちょっとどうかしてるあなた」はお気づきかもしれません。

そう、前頭葉には「怒りを鎮める機能が付いている」からです。なんなら前頭葉は「怒りを鎮めるために発達した機能」なんです。ここら辺のお話は第3回の時にさせていただきました。もしまだ聴いてない(読んでない)方がいらっしゃったら、ぜひ3回目をどうぞ!!
そしてこの前頭葉は、怒りを鎮める機能以外に「思考力」にも関係してくるんですね。

ここら辺をちょっと一度まとめると……

「前頭葉が機能すると、怒りが静まって、思考力が上がる。」
逆に
「前頭葉の機能が低下すると、感情のストッパーが働かず、また思考力がさがる。」
そういう事ですね。

そんなわけで「怒り」というものと「論理的な思考」というのは「人体の構造上、同時に行いづらい」んです。

もう一度言うと、「怒ったり叱ったりしている人というのは、怒ってる時点で前頭葉が働いていない」ということであり、前頭葉が働いていないという事は「怒り等の感情のストッパーが機能していない」ということであり、また「論理的な思考ができない状態である」という事なのです。そして論的的思考ができていないという事は「いま怒りながら発している言葉はエビデンスが不在の感情論である可能性がとても高い」とそういうお話です。

そんな人体の構造がありますから、心の底から相手にわかってもらおうとエビデンスベースの「諭す」をしようとすると「怒り」は邪魔でしかないのは自然な事なんです。

佐原さんがこの第1回から通底して提案させていただいている「その怒りの感情いるのかい?ただ真摯に諭そうぜ」と言っているのは、こういう理由なんですね。

諭せれば、相手が大人であればたいていの場合、話を聞いてもらえます。ちゃんとしたエビデンスを用意して、その上で負の感情を捨て去り、ただただ真摯に誠実に諭す。その上でダメな場合は、相手が性格的にアレな人か、論理的な話を理解できないほどソレな人なのか、という事になりますので、あきらめましょう!!

その場合は、今度は別の問題が浮上してきます。その相手がいわゆる「ダークトライアド」というものに属している人の可能性があるからです。

ダークトライアドとは心理学の用語で「マキャベリスト」「サイコパス」「ナルシスト」、そして近年では(そこに)「サディスト」も加わって、簡単に言えば「性格がとてもアレな人」の事を指します。「性格がとてもアレ」じゃまったくわからんわいって話なので、もうちょっと別の視点から説明すると……「極度に利己的な人」という事です。

現状の心理学では、ダークトライアドに対して有効な手立てはなく、遭遇した場合の解決法は「距離を取る」この一択のみであるとされておりますので、基本的にどうしようもありません。専門家もお手上げ状態なわけですから、素人の我々は潔く諦めて、距離を取りましょう!できるだけ!!

しかしながら、「諭す事は難しいが、だからといって改善をあきらめてはいけない相手」というのがいます。例えば、相手が子供の場合ですね。

エビデンスを子供が理解するのは難しいですから、諭すのはうまくいかなそう。かといって感情的に怒鳴っても効果は薄いし、下手したらまわりから虐待と言われかねない。

これは非常に難しい問題です。

じゃあ子供相手にはどうすればいいのか………このお話をするとまた長くなりそうなので、次回に回します!!

次は9回目ですか……うん、なんかもう、10回こえそうですよね。

ごめんなさいね、同じ様な事ずっと喋って。でも佐原さん、この手のお話するの大好きなんです。1年以上続けてきたサハラジオ1、ぶっちゃけ楽しいです。

次回もよろしければお付き合いくださいませ。
それでは今回も最後まで聴いて下さってありがとうございました!!

それでは、またね!!



【了】



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