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【産休にっき】胸糞悪い裁判傍聴へ②(岡山の虐待死事件)


公判2日目も、3日目も、あの事件の傍聴へ行った。「おい、またあの妊婦きたぜ…」とそろそろ思われているかもしれない。


まず2日目。真愛ちゃん(被害者)の実の女親、西田彩が証人として出てきた。彼女の公判はまだ始まっていない。化粧もしていない薄い顔。黒髪でポニーテール。

最初「壁などで隠したりビデオリンクにしてほしかったが却下されたのでうまく話せるかわからない」と言い出す。甘えんじゃねー、と思った。

彼女には、真愛ちゃん以外に3人の子どもがいる。長男と次男は父親A、長女は父親B、そして真愛ちゃんは父親C。まさか3人も父親が違うとは。いずれも、父親からの認知や養育費はなし。

母親、2人の兄、姉、弟がいる。父は亡くなっている。パチンコ店や風俗店員をしていた。生活保護をもらっていた。

2019年1月末、「ぎゃるる」というマッチングアプリでふたりは知り合う。西田から被告に対して交際を申し込んだ。被告に妻子がいることは知っていた。
男友だちと連絡を取っていたことで、被告から怒られて、スマホを没収され、別のスマホを繋ぎっぱなしにされていたり、見守りカメラを家に設置されたそうだ。本人的には嫌だったらしい。

被告は「西田さんからしつけの相談を受けてやっていた」と発言したが、西田は「しつけの相談はしていない」と主張。
虐待の内容としては、「フライ返しや布団叩きで身体を何度も叩く」「延長コードを巻き付ける」「柱にロープで縛り付ける」「墓地に裸で立たせる」「風呂とトイレを使わせない」「猫用の倉庫で寝かせる」「椅子の上に置いたポリタンクや鍋の上でひたすら立たせる」「枕を口に押し込んだり出したりする」「18℃のエアコンに当たらせて寒がらせる」。胸が痛い。

真愛ちゃんに限らず、子どもたちは、おしっこは和室で、うんちは近くのファミマやビニール袋にしていたという。しばらくするとバケツにおしっこをさせるようになり、「おしっこ捨てないでね」と被告は伝え、ペットボトルに入れ始めた。そして尿のついたタオルなどで真愛ちゃんの顔を拭いたりした。意味がわからない。

西田は、当日のことは「記憶にない」ばかり。泣いていた。そして「当時は私も子どもたちも精神が崩壊していました」と。きっと弁護士から入れ知恵があったのだろう。
個人的な意見だけれど、証言すべてを通して、ひたすらに自分のことしか考えているようにしか受け取れなかった。当時の言動を聞いていると、被告に洗脳されているとはなかなか思えない。
まぁ、結論ふたりともクソ。

LINEが残っていて、真愛ちゃんが亡くなった後も「2人で会いたい」と西田は送っていたらしいが、「嘘です、真意ではないです」と今さら言っていた。
最後に被告に言いたいことは?と聞かれ、「真愛を返してほしい」だなんて、この女は被害者ヅラして何を言っているんだろう。心から理解ができない。

そういえば、途中で傍聴席に座っていた爺さん(弁護士か?)が2度も叫びはじめた。西田に対して「正直に言わんでええんよ!!」とかなんとか喚いていた。邪魔だし迷惑…なんだこの老害は…まさか西田の弁護士か…?とも思ったけれど、普通わざわざ心象悪くはしないか。2度目で退廷した。


3日目。今日は被告人、船橋(交際相手)への質問。こいつも回答中に泣き出していた。

西田は色々と嘘をついているらしい。きっとそうだろうと思う。ただ、それは自分(被告)が行った罪には何の関係もないと。その通りである。

なぜ虐待をしたのか?という問いに、当初の「しつけの一環」という主張から「西田への当てつけ」という主張に変わった。
なぜ真愛ちゃんを虐待することが当てつけになるのかというと、西田の大切なものが子どもたちだったから。しつけをするように自分に丸投げしてきて、西田の態度を変えたかったらしい。いまいち何を言っているのか全く理解できない。

検察も言っていたが、実にくだらない大人の意地の張り合いに、何の罪もない子どもたちが巻き込まれただけ。あまりに未熟なふたり。気持ち悪すぎる。

「自分の気持ちが弱かった」「当時は何も考えられていなかった」と何度も言っていた。特に虐待が酷くなった14日間のうち、真愛ちゃんは合計約30時間も立たされていた。1日少なくとも3.5時間、長いと7時間も立たされていた。「あなたは耐えられるのか?」「耐えられません」「大人でも辛いことをなぜさせたのか」「人として間違っていた。全く気持ちを考えられていなかった」という。

直接の死因となった布団をグルグル巻きにして押し入れに入れ込んだ行為。「なぜグルグル巻きにするだけでなく押し入れに入れたのか?」「西田さんの反応が鈍かったから」なんだそれ。

船橋被告には子どもが3名いた。1人は23歳で成人済み。ほかは8歳、7歳。実の子どもにはこのような虐待はしていない。

最後、船橋被告の妻が証人として出廷。(壁でしっかり隠されている)
被告が浮気していたことは知っていたらしい。ただ、長く続く関係ではないと言われていたとのこと。出所したらイチから夫婦として一緒に住んでいきたいと震えながら非常にか細い声で言っていた。減刑のために言っているだけかもしれないが、とてもじゃないけど私はバケモノに対してこのようなことは言えない。船橋はここでも泣いていた。

「なかなか別れられなかった理由としては、(被告から西田に対して)別れ話をしたがなかなか応じず、別れるなら薬を飲んで死ぬと言われたから」らしい。
やはり西田がだいぶ嘘をついている気がする。LINEでも明らかに残されているのに、ここまできて自分の減刑のためにウソつくなって思う。頼むから自分の恋愛を優先すんな。子どもをいちばんに考えてほしい、と祈る。このあたりは西田の公判で明らかになっていくのだろう。

総じて、本当にくだらない。胸糞悪すぎる。改めて、当てつけのために虐待するって意味不明。

来週月曜日の10時から結審。





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