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就労移行支援とプログラミング


【就労移行支援に通う】

 私は2020年に入ってからから就労移行支援事業所に通い始めた。通い始めたのには、2つ理由がある。前職を辞めてから2年ほどのブランクがあったため、体力、精神力ともにいきなり働き始める自信がなかったのと、何か技術を身に付けたいと考えたからだ。
 就労移行支援とは期間は最大で2年間利用でき、障害者総合支援法に基づく就労支援サービスのひとつである。一般企業への就職を目指す障害者(65歳未満)を対象に就職に必要な知識やスキル向上のためのサポートをしてくれる。簡単に言うと障害者のための職業訓練施設のようなところ。
 そこでプログラミングやビジネスマナーなどを学び始め、対人スキルの向上を目指している。現在は、通所と在宅を混ぜながら訓練を行なっている。訓練にはzoomやSlackなどのツールも使用しており、実際に働き始めてから使い方に困ることはなさそうだ。

【就労移行支援の選び方】

 自宅から通いやすい場所を選ぶこと、実際に体験してみてから選ぶこと、この2点に尽きると思う。私は現在、県外の就労移行支援事業所に通っている。片道2時間近くかけてでも通おうと思ったのは、学習システムが整っていたこと、在宅訓練ができたこと、何より事業所の雰囲気が良かったからだ。スタッフの方々も優しく丁寧に接してくださり、他の利用者の方との交流も多すぎないところが私にとっては良かった。
 就労移行を探した時は、IT系の勉強ができるところを軸にし、2箇所で体験させてもらった。もう1箇所は自宅から近く、そこに通いたかったのだが、体験してみて合わなかったため断念した。人数がかなり多かったこと、キャラがかなり濃い人が多く、そんな人たちと毎日のようにグループディスカッションがあったこと、勉強は独学になってしまうこと、体験のわずか1週間の間に色恋沙汰に巻き込まれて理不尽な思いをしたことなどからだ。社会復帰を目指すために通う場所なのに別の目的で来る人もおり問題が起こることもあるため注意が必要。

【プログラミング】

 プログラミングとは簡単に言うとコンピュータが理解できる指示を書くことである。プログラミング言語というものがあり、JavaScriptやPHP 、Javaなど、これら以外にも多数の種類が存在する。私はHTML/CSSから始まり、JavaScriptやPHP の勉強をしている。現在では、簡単なwebサイトやwebアプリを制作できるようにまでなった。プログラミングはパソコンとネット環境さえあれば、気軽に始められる。ひとりで黙々と作業し、突き詰めることができるので個人的には結構おすすめ。就労移行支援の他に、Progateやドットインストール、Udemy、YouTubeなどの教材を使って勉強している。


【このnoteを書いたきっかけ】

 自分が統合失調症だとわかったとき、他の統合失調症の人がどうやって過ごしているのか、どうやって社会復帰していくのか、といった情報が不足していました。未知の病気になり、将来が不安で仕方なかったのです。今も不安は消えたわけではありません。私の体験談、過程が少しでも誰かの支えになればという思いで今回、noteを書いてみました。

今回はこの辺りで終わりにします。ここまでお読みくださった皆さん、ありがとうございました。このnoteが少しでも励みになれば幸いです。

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