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“ヤックの拙い文豪紹介③”

太宰:で、“ヤックの拙い文豪紹介”も、今回でめでたく三回目を迎えることが出来ましたこれからタイトルに①②③④と番号をふっていきます。番号がどこまでふれるかはわかりませんが、頑張っていきます。皆さま、これからもよろしくお願いいたします。

敦:番号は振っていませんが、二回目に投稿したものが、“ヤックの拙い文豪紹介①”そして三回目の投稿が“ヤックの拙い文豪紹介②”となります。

太宰:ということで、二作目の紹介にいくよ
次は芥川賞候補になった『光と風と夢』
芥川賞候補┄┄芥川賞┄┄
なんか、心がざわつくな┄┄

敦:き、気のせいですよ┄┄

太宰:なんか気になるんだけれど┄┄

敦:だから、気のせいですって😅

「だざぁ~い!くぉの唐変木がぁ!」

聞き慣れた国木田の怒声が響き渡った。声のした方を見ると、太宰の相棒の国木田独歩がヅカヅカと大股で歩いてきた。

国木田:おいっ!今日は来年1月に公開される映画の打ち合わせだろうがぁ!キーパーソンの貴様がさぼってどうする!大体お前という奴は┄┄

太宰:シーッ!国木田君、声が大きいよ。皆さんがびっくりしているじゃないか

国木田:す、すまん

乱歩:『文豪ストレイドッグス』のIF世界を描いた作品を映画化したものだけどさ、太宰がポートマフィアに残っていたら強ち冗談ではないんだよね。

ポッキーをポリポリ齧りながら江戸川乱歩が口を挟んできた。

太宰:いやですよ。IF世界の話だっていいますけど、私がポートマフィアの首領で、しかも護衛があの蛞蝓だなんて

乱歩:だけど、あの世界では無二の親友が生きて小説を書いている┄┄だろ?

太宰:┄┄┄┄

敦:太宰さん

乱歩:彼のことは残念だったけど、あの結末を選んだのは彼自身だし、こう言ってはなんだけど、我が武装探偵社に頼もしい仲間が増えたことは確かだし。ま、僕には遠く及ばないけどね。あれ?   うまい棒がもうないや。ナオミちゃん、買ってきてよ。

ナオミ:はい、乱歩さん。

乱歩:それよりさ、なんか大切な仕事してたんじゃないの?

太宰:そうでした。中島敦先生の代表作の紹介の続きをしなくては

乱歩が敦にささやいた。

乱歩:敦君。言葉には充分に気を付けたまえよ。とは言っても、結果は目に見えているんだけどね┄┄

敦:は?  はあ┄

とりあえず、『光と風と夢』紹介しますね

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