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世の中は、言葉では表しきれない

リモートワークの最中、5月から異動し、未経験の領域、職種で、会ったことのない同僚と働いています。
相手がどんな性格で、何を好み何が嫌いなのか、何が得意で苦手なのか...机を並べるよりも情報が少ない状態でチャットやzoomでコミュニケーションをとっているので、相手の状況を探り探りという状況です。

その中で、なかなか言葉だけでは伝わらない・伝えられないという瞬間があります。
なるべく具体的に説明しようと思っても、できない。
視覚で表せられる言葉や数字だけで伝えることに限界を感じることがあります。

言葉や数字は抽象化の産物。
言葉を発した側と理解を求められる側が他人である以上、どのような状況や条件でその言葉が使われたかを完全に擦り合わせることはできません。
意味が完全に伝わることは奇跡と言えます。

これはもちろん、同僚だけでなく宣伝や広報を通してお客さんに情報を伝える時も一緒。
関係性が遠くなるほど抽象化した時の想定条件がかけ離れる確率が高くなります。

一方、関係が近い家族や友だちでも、同じ言葉で必ずしも同じ条件を想定しているとは限りません。
他人に自分の意思を100%伝えることなど不可能なのだと自覚しながら文章を書いたり、会話せねばならないなと思います。




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