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初心者の為の麻雀講座その③二翻以上役満未満

皆さまこんにちは!
Mリーグ発足以降、麻雀熱が増加傾向にあるのは麻雀打ちとして非常に嬉しい限りです。Mリーグ万歳^^

さて本日は前回解説した一翻役の続編で、二翻役・三翻役・六翻役の説明をしたいと思います。

おさらいをしたい方はこちら↓

名称編    https://note.com/mzjp1015/n/n483cb44932cf
手役編一翻役 https://note.com/mzjp1015/n/n42d6d10eec0c


・W立直(ダブルリーチ)【二翻役】

一巡目で立直をかけることができた場合につく役。
したがって意図的に狙うことはできない役です。
配牌の時点で聴牌しているか、最初のツモで聴牌する必要があり、意図的にこれを狙える人は積み込み名人と呼ばれることでしょう。

立直時の発声は普通の立直と一緒で河に牌を捨てる前に立直と発声し、立直棒を河に出してから不要な牌を捨てるようにしましょう。
ダブルリーチ!!!という必要はありません。

ちなみに立直の際に河に捨てる牌を立直宣言牌(リーチセンゲンパイ)と言いますが、宣言牌に関しては縦向きに捨てるのではなく、横向きにしてここから立直ですというのをわかる目安になるよう捨てます。

ローカルなルールには同じ二翻役のオープン立直というものもあります。
なんの待ちで和了できるかを他家に教えることで、ロン和ができないという制限をかけるので二翻となりますが、先述の通りローカルなのでそんなのもあるんだー程度でいいでしょう。また、待ち牌を公表しているのにも関わらず、放銃してしまうと役満払いになったりしますのでご注意ください。

※筆者がフリー麻雀デビュー戦で緊張のあまりオープン立直に放銃した苦い過去があるってのは内緒の話。

といっても先述の通りローカルルールなので、一般的なフリー雀荘ではやらないようにご注意ください。場合によってはアガリ放棄くらいます笑


・七対子(チートイツ)【二翻役】

これは名前の通り対子を七つ揃えると成立する役です。
この役が苦手な人かなり多いですけど、ぶっちゃけ麻雀において一番重要な役割を担っていると私は思っています。

安西先生も言っていました。
「対子を制する者は麻雀を制すると」

理由はですね、麻雀ってゲームはどうしても攻めより守りが多くなるんですけど、みんなが守ってばっかいると対子場と呼ばれる牌の巡りになりやすいんです、対子場とは順子になりにくく、対子や刻子になりやすい場のことです。デジタル的な思考では否定されそうですけど、3面張(受け入れ牌が3枚)が入らないで対子にばかりなる場ってのは本当によくあるんですよね。

場の状況を読む力も求められたりと難易度は高めですが、七対子を好きになるだけで麻雀の腕前は相当上がります。

似た形の役で一盃口や二盃口というものがありますが、併用されることはありません。あくまですべてが対子でなくてはいけないので、当然面前のみで成立します。
点数的には50符のそれと似通っているのですが、50符計算ですと七対子が一翻になってしまうので、ルール決めにもよりますが基本は25符二翻と覚えておくといいでしょう。
関西なんかでは50符一翻で同じ牌4枚使いを対子2組として成立させたりするところもあるそうですが、25符二翻の4枚使いの対子は不成立が一般的です。

初心者さんは七対子なんて無理ゲーって思う人もいるかもしれませんが、半荘1回で七対子しか和了できなかったことなんて腐るほどあるくらいお世話になる役です。

対子ってなんぞや?って思った方は下記リンクへGo!
https://note.com/mzjp1015/n/n483cb44932cf


・三色同順(サンショクドウジュン)【二翻役】

順子手の王道とも言える役ですね。順子手ならこれを目指すことも多いと思います。色の異なる数牌3種類で同じ順序の順子にすると成立する役です。

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このように萬子で4・5・6なら筒子でも索子でも4・5・6と構成させたときに付く役です。
三つの色で同じ順番の順子だから三色同順というわけですね。


・一気通貫(イッキツウカン)【二翻役】

同じ色の数牌を1~9まで揃えて和了すると付く役。
萬子なら萬子で、筒子なら筒子で、索子なら索子で、
1・2・3の順子+4・5・6の順子+7・8・9の順子を揃えて和了したら一気通貫になります。

先述の三色同順と両天秤で狙うことの多い役です。一気通貫を意識しすぎると聴牌形が愚形になることも多いのですが、状況に合わせて平和に受けるか一気通貫に受けるかの選択を迫られることも少なくないので、状況判断が問われることも多いです。


全帯公(チャンタイヤオ)【二翻役】※以降チャンタ

一翻役にあった断公九(タンヤオチュウ)の対極に位置する役です。
タンヤオが数牌の2~8のみで構成されるのに対して、このチャンタは1と9と字牌が含まれている順子、もしくは刻子や対子で構成された役です。
1つでも中張牌が含まれていると成立しません。

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上記のように順子でも刻子でも対子でも必ず1・9・字牌を含んでいなければいけません。チャンタから字牌を抜くともっと高得点な別の役に変わりますが、字牌が含まれているとこの役になります。


・対々和(トイトイホー)【二翻役】

最大級の役に四暗刻という役満がありますが、この対々和はその四暗刻が崩れた役です。どういうことかというと、四暗刻は4つの刻子と1つの雀頭を面前で仕上げるわけですが、対々和は鳴きでつくった刻子や槓子も認められるのです。鳴きでつくった刻子は明るい刻子と書いて明刻(ミンコ)と言います。面前でつくった刻子は暗い刻子と書いて暗刻(アンコ)といいます。

ミンコでもいいのがこの対々和になります。

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上記の場合8筒と6索と西を明刻にしており、7筒が暗刻で1萬が雀頭の対々和の和了形になります。


三暗刻(サンアンコー)【二翻役】

3つの面子が暗刻だと付く役。残り1つの面子は順子でも明刻でもかまいませんが、もし残り1つも暗刻だったらそれは四暗刻になります。

対々和や三槓子などと複合して高得点の狙える役です。
また麻雀の役は原則として鳴くと一翻下がるルールがあるのですが、この三暗刻や三槓子は暗刻や暗槓で役が完成してさえいれば残りの面子を鳴いても翻数は下がることはありませんので、三暗刻や三槓子がついた時点で二翻役が確定します。


三色同刻(サンショクドウコー)【二翻役】

この役は三色同順の兄弟みたいもので、三色同順が三色それぞれで順番に順子を作るのに対して、三色同刻は三色それぞれで同じ数牌の刻子をつくることで成立する役です。
対々和や三暗刻や三暗刻などと複合すると高得点になります。

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上記のように順子が混ざっていても問題はなく、暗刻でも明刻でも問題ありません。上の画像で言うと、4萬、4索、4筒で三色同刻ができています。


・小三元(ショウサンゲン)【二翻役】

14枚の手牌の中に三元牌の全てを使い切ると付く役。
ただし全てを刻子にすると大三元という役満になるので、どれか一つは対子である必要があります。


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上記のように鳴いていても翻数は変わりません。また、小三元自体は二翻役ですが、必ず三元役が2つ付きますので、小三元が成立した時点で必ず四翻になります。上記画像で言えば中と發がついてきますね。


・混老頭(ホンロウトウ)【二翻役】

二翻役の最後を飾るのはこちら。
チャンタにちょっと似ているのですが、チャンタが1・9・字牌を含むだったのに対し、この混老頭は1・9・字牌のみで構成させる必要があります。
つまり全てが刻子か対子になるということですね。
※刻子は面前である必要はない

混老頭から字牌を抜くと清老頭という役満になります。

また、先述の通り全てを刻子か対子で成立させる必要があるので、対々和や七対子のいずれかが必ずつきます。もし面前で全ての刻子を仕上げることができたならそれは混老頭とか関係なく四暗刻になりますので、混老頭には必ず対々和か七対子がつき、複合四翻が確定であるということを覚えておきましょう。

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上記の画像では9索をポンしたあとに加槓しているのですが、槓子でも明刻でも問題はありません。最後に中をツモったことにより、三暗刻もついていますね。
混老頭2翻
対々和2翻
三暗刻2翻
三元役1翻

上記を足して7翻役ですので、跳満の和了になります。
もし西が自風なら西も1翻つきますので8翻の倍満になります。
点数の細かい説明は後日やりますね。

またロン和了ならば三暗刻はつきませんが5翻の満貫か、西がきいていれば6翻の跳満になります。


【三翻役】

・混一色(ホンイーソー)【三翻役】

同じ色と字牌のみで構成するとつく役、
萬子なら萬子、索子なら索子、筒子なら筒子で揃えて、さらに字牌が入っていればこのホンイツと呼ばれる役になります。
字牌が無い牌姿で構成すると後述する清一色という役に進化します。

原則として、門前で完成させると三翻ですが、鳴きを入れると二翻に格下げします。これを喰い下がりと言います。そして圧倒的に鳴いて完成させることが多いので翻数を間違えないよう注意が必要です。

鳴きが多い理由として、字牌が複合されるので、風牌や三元牌などをポンしやすいからですね。


・純全帯公(ジュンチャンタイヤオ)【三翻役】

以前説明した二翻役の、全帯公(チャンタイヤオ)の上位互換です。
チャンタが1と9を含む順子や刻子に字牌を混ぜた役と説明しましたが、この純全帯公(純チャン)は字牌がなく、1・9の含まれた順子と1・9の刻子及び対子のみで構成された役です。

この役も喰い下がりがありますが、難易度の高さにくらべて非常に点数が低い役ですので、正直狙うことはあまり多くないと思います。
ゴミ配牌の時に降りを考慮しながら完成したらいいなくらいの立ち位置ですね。
私の麻雀人生において、この役が門前で仕上がった回数なんて四暗刻より少ないです笑

純チャン三色は完成すると気持ちいいので一度は狙ってみてほしくはありますが。。。

奇麗ですね^^

・二盃口(リャンペーコー)【三翻役】

一盃口が二つです。当然ながら門前でのみ成立します。
一盃口は性質上必ず6枚なので、それが二つとなると計12枚ですよね。あとは雀頭の対子2枚で完成なので、手の中には対子以外が一盃口一盃口ということになります。けっこー珍しい役で、この役を狙って作るというより順子手と七対子を両天秤に進めてたら結果的に二盃口になったってケースが多いと思います。

上の図を見ればわかると思いますが、順子手にも七対子にも見えますよね。
しかし七対子と一盃口や二盃口は複合しません。麻雀はより高得点のものを採用しますので、二盃口の方が点数が高いため、七対子ではなく二盃口で計算されます。

ここまでが3翻役です。

【六翻役】
1つしかありませんが。

清一色(チンイーソー)【六翻役】

役満を除く全手役中最高の得点を誇るのがこちら。
ホンイツの説明で軽く触れましたが、同じ色のみで構成させる必要があり、字牌が入ってては成立しません。門前なら六翻、鳴いても五翻もあります。純チャンに比べてそこまで難易度も高くない上に高得点を狙える実に優秀な役です。※同卓する人のレベル次第ではとても簡単

初心者さんにとっては聴牌したときの待ち牌が一番わからない役でもありますね。焦って覚える必要はありませんが、待ちを瞬時に判断するには慣れが必要で、練習さえすれば誰でもできるようになりますので要練習ですね^^

上の図を見て、何待ちで何が一番高くてドラや一発を考えなければ何翻になるかわかりますか?

待ち牌5個あるのですが、その中でも9索が一番高得点になります。
ちなみに待ちは3・6・9・5・8が正解で、翻数は12翻です。

このように待ちが複合されやすく、慣れないうちは混乱しやすい役でしょう。上の画像の待ちはとても簡単ですが、中には難しいものもあります。
どうでしたか?
文字だけじゃわかりにくいと思うのですが、時間のある時にでも説明動画でも挑戦してみようと思っていますのでフォローお願いしますね!

ではまた!(^^)!

最後まで読んでいただきありがとうございました。フォロー、スキ、コメントなどくれると嬉しいです!ダメ出し大歓迎です!