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初心者の為の麻雀講座その②一翻役

はい、久しぶりの更新となります麻雀講座のお時間です。
都知事選が近づいてまいりました。皆さんがだれに投票するのかとても気になるお年頃でございます。

〇池さんが都知事になるようなら東京都のにある数多の店舗が絶滅するおそれさえありますねー。なぜか当確扱いなのが怖くて仕方ありません。


さて、本日の雀荘を救おうの会(仮)では、麻雀における役の説明をしたいと思います。ポーカーなんかと一緒で難易度に合わせて高得点が得られるようになっています。
麻雀の得点は手役の質を表す【】と、前回の講座で説明した
順子】【刻子(槓子)】【対子
を組み合わせた14枚の構成で仕上げた形によって得られる【】と呼ばれるポイントで算出します。

前回の講座を見てないという方はこちら↓
https://note.com/mzjp1015/n/n483cb44932cf

については時間をかけて説明しますので、今回は省きます。

役と

先述のとおり麻雀役は難易度に合わせて翻(ファン)と呼ばれるレベルのようなものがあります。仕上げるのが簡単な役は一翻、仕上げるのが難しい役では単体で六翻まであります。

この翻の合計数が大きいほど得られる得点も増えるわけです。そして麻雀では得点を得られる状態で、ツモやロンをすることを和了(ホーラ)と呼びます。アガリとも呼びますね。

この和了につなげる為には最低でも翻数が1必要ですので、役がないと14枚綺麗に揃っていても和了できません。

※手役を複数で構成して完成させた全役の翻を足して点数を算出します。
※自摸和(ツモ)=自分で持ってきた牌で形を完成させて和了すること。
※栄和(ロン)=自分以外の誰かが捨てた牌で和了すること。

ではまず難易度が低く翻数の低い役から順に説明していきましょう。

【一翻役】

立直(リーチ)

もっとも簡単な役がこれ。あたし聴牌(テンパイ)してるわよ!いつでも和了できるからあんたたち気をつけなさいね!って宣言することで得られる役のこと。立直をかけて和了するとご褒美に裏ドラが見させてもらえるんです。

※ドラとは局の始まりにサイコロを振り、出た数字によって決められた位置にある牌をめくり、その牌の次にあたる牌を和了の際に所持していればボーナスとして一翻つくもののことを言います。

例:めくられた牌=三萬 ドラ=四萬
 :めくられた牌=東 ドラ=南
 :めくられた牌=白 ドラ=發

このドラ牌の下にある牌が裏ドラと呼ばれるもので、立直をかけて和了すれば必ず見ることができ、内容はドラと同じなので、ドラと裏ドラが大量乗っていればそれだけで高得点になるわけです。

※聴牌(テンパイ)とは準備が整っていることで、あと1枚あれば和了できる形のことを言います。
余談だけど、テンパるって言葉を焦ったり慌てたりするときに使ってる人いるけどあれ間違いだからね!
本来の使い方はデートの支度はテンパりました!なんだからね。
是非使ってみて!
『は?』ってなるから!


一発(イッパツ)

先述の立直の後に、ポン、チー、カン、などのお邪魔行為がない状態で、一巡以内に和了すると付いてくる役。ツモでもロンでも条件を満たしていれば付いてきます。巷では一発消しなんて名前のいやらしい技を駆使する雀士がいます。(無理矢理ポンやチーをするだけ)
その名もおじさんです。


門前清自摸(メンゼンチンツモ)

門前というのは鳴きが入っていない状態のことで、鳴きというのはポン、チー、ミンカンをしていない状態のこと。つまり他者に見せている牌がない状態のことですね。(アンカンは除く)
その門前の状態で自分で持ってきた牌で和了すると付く役です。


海底撈月(ハイテイラオユエ)

麻雀には山と河があります。山とは牌が積んである状態のことで、河とは不要な牌を捨てる場所のことです。
その山の一番最後に積んである牌でツモ和了すると付く役です。
海底(ハイテイ)とは最後に積んである牌のことを言います。

この役は狙ってつけるというよりは、和了のおまけについてくることがある程度の役なので、最初は意識する必要はあまりありません。

しかしいずれは点棒の状況でどうしても点数が届かないときにわざと狙ったりもすることもありますので、覚えておくといいでしょう。


・河底撈魚(ホウテイラオユイ)

先述の海底がツモ版ならこの河底はロン版です。
他家が捨てた海底牌でロン和了すると付く役。
海底撈月より発生率は高め。
勝負していない局面に、この役付きで放銃したら悔しがってくださいね!
中級者以上なら恥じてください!

放銃=あたり牌を河に捨ててロンされること。


槍槓(チャンカン)

門前で聴牌していて、他家がポンしてつくった明刻(ミンコー)にもう一枚同じ牌を持ってきて加槓すると明槓(ミンカン)になりますが、この加槓した牌があたり牌であったならロン和了できるのです。
この際につく役が槍槓と言います。ただし暗槓(アンカン)では槍槓での和了はできませんのでご注意ください【国士無双は例外】。

例として、自分の下家が4筒をポンしていたとします。
自分は4筒と7筒の待ちで聴牌していますが、待ち牌の片方がポンされているので、役もないのに立直もかけず黙ったまま流局を狙っていたとします。
そんな折に下家が最後の4筒を持ってきて、「カン」と発した上で最後の4筒を河に晒したらあがれるのがこの槍槓です。

※流局(リュウキョク)=誰も和了せず、山にある牌が規定数まで無くなると次局持越しとなるため、一度局を流して聴牌、否聴(ノーテン)で点棒の清算をします。誰かが立直をしていたら立直棒は供託となり、次局以降の和了した人のものとなります。



一盃口(イーペーコー)

これも門前で和了しないといけません。
対子が3組連番で順子をつくるとつく役です。

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このように対子を連ねて3組並べた状態で和了すると一盃口になります。



断公九(タンヤオチュウ)

はい来ましたみんな大好きタンヤオパイセン!!!
前回の講座で説明した公九牌(1・9・字牌)を除き、中張牌のみで構成するとつく役です。とても重要な役なので真っ先に覚えるといいでしょう。
鳴いても一翻つく稀有な存在です。普通は鳴くと翻数が1つ減るので、一翻役は鳴いた時点で基本は消滅します。

※完全先付はタンヤオも鳴いた時点で消滅しますが、仲間内でルールを決めて麻雀するか、田舎町の雀荘でたまに見かける程度のルールなので完全先付のことは気にしなくていいと思います。もし教えてほしい方がいれば別枠で説明したいと思います。



役牌(ヤクハイ)


三元牌場風牌門風牌の刻子もしくは槓子を所持して和了するとつく役

三元牌=白・發・中の3種類

場風牌=東場であれば東、南場であれば南が場の風牌で場風牌といいます。※麻雀は東場で4局と南場で4局の東南で計8局行うのが東南戦といいます。
東場だけで勝敗を決めるものを東風戦といいます。
ローカルなルールでは南4局終了時に4人全員が3万点未満だった際に西場に突入する決め事もありますが、その際は西が場風牌となります。

門風牌=別名、自風牌ですね。麻雀には場の風と自分の風とがあります。場風牌は先述の通りですが、自風牌は親の自風が東となり東家(トンチャ)といいます、東家から反時計回りで順に南家(ナンチャ)・西家(シャーチャ)・北家(ペイチャ)となり、それぞれが対応したものが自風となります。

親=東
親の下家=南
親の対面=西
親の上家=北

上家(カミチャ)=自分にとって左側の人
対面(トイメン)=自分にとって正面の人
下家(シモチャ)=自分にとって右側の人

親が誰かによって変動するのが自風牌です。
自分が親なら自風牌は東になりますし、自分の上家が親なら南が自風牌になります。親が対面にいたらば西が自風牌であり、親が下家にいれば北が自風になります。

この自風牌は後述する役の平和に大きく絡みますので、何度も読んでマスターするといいでしょう。

また、東場の親が東で刻子や槓子を揃えるとダブトンといって二翻(リャンハン)になります。同じように、南場の南家が南で刻子や槓子に揃えるとダブナンといって二翻(リャンハン)になります。


平和(ピンフ)

初心者さんが一番最初にぶち当たる壁がこの役です。
この役を成立させるにあたって条件が4つあります。

条件:①門前で和了すること。
  :②14枚の構成を順子4組と1組の雀頭(対子)で手組すること。
  :③聴牌の形が両面待ちであること。
  :④雀頭を数牌もしくは役牌になりえない字牌であること。

大体の初心者さんは④の意味を理解するのが大変だったりします。
なので1つずつ説明していきましょう。

①はそのままの意味で、鳴き(ポン、チー、カン)をいれないで和了することです。
②は刻子や槓子を含まず順子だけで構成して和了することです。
③は聴牌した形が上記の通りで、和了に必要なあと1枚の受け入れ形が両面待ちであることです。

まんりゃん
このケースだと一萬と四萬の両面待ちになります。

そーりゃん
このケースだと5索と8索の両面待ちになります。

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このケースだと4筒と7筒子の両面待ちになります。

上記のように、あがりに必要な牌の受け入れの待ちが2つ以上ある形である必要があります。

④は雀頭になる対子に関する条件です。数牌の対子であれば条件はなく、特に気にする必要はありません。しかし、字牌を雀頭にする際には少しわかりにくい条件があるので説明します。

先述した役牌という一翻役では、三元牌と場風牌と門風牌があると言いましたね。この役牌は3枚同一種を集めることで一翻つくわけですが、2枚で対子にしても役牌にも平和にもなりませんよーってことなんです。

では、どういった字牌なら平和が成立するのかというと、三元牌でもなく、場の風牌でもなく、自分の風牌でもない字牌になります。

三元牌は無条件で平和を否定しますので、割愛しますが、場風牌は東場なのか南場なのかで変わりますし、門風牌も誰が親なのかで変動しますので混乱しますよね。

例をだすと、東3局 西家 だったとします。
この場合の場風は東ですね。そして自風は西になります。
この局面で平和を作るためには、順子が4組と西三元牌以外での雀頭があり、両面待ちであることなんです。

これが 南2局 北家 であれば、雀頭は三元牌と南と北以外で揃えれば平和をつくることが可能だということです。

東場なら東を雀頭にすると平和がつきません
南場なら南を雀頭にすると平和がつきません
親なら東を雀頭にすると、東場、南場にかかわらず平和がつきません
南家なら南を雀頭にすると、東場、南場にかかわらず平和がつきません
西家なら西を雀頭にすると、東場、南場にかかわらず平和がつきません
北家なら北を雀頭にすると、東場、南場にかかわらず平和がつきません

全ての場で三元牌を雀頭にすると平和はつきません

この平和がつかない字牌の雀頭は符がつくのですが、それは符の説明の際に説明します。

と、ここまでが麻雀でメインとなる一翻役でした。

次回は二翻役の説明をしますね!

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ではまた(o*。_。)oペコッ




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