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英語習得への4つの近道

こんにちは。母の日は母の好きなブランドの食べ物詰め合わせを送り、心ばかりの親孝行をしました。離れていても、いや離れているからこその大事な習慣です。今日の写真は我が家からの夜景。改めて家が居心地の良い場所であることは大切だなと思う今日この頃です。

そんな今日はちょっと初心に戻ってというか、英語教師もしてたので英語習得について書こうと思います。お家時間が増えて将来について考えるのに良い時期だと思います。

そんな中で海外移住も視野に入れた方には是非その第一歩として英語習得をして欲しいので読んで頂ければと思います。私自身の経験ベースで最後は惚気も入っているかもですが御容赦下さい。

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1:自分ができない事を環境のせいには絶対にしない

そもそも私が英語を話せるようになりたいと思ったのは、親族に英語しか話せない人が何人かいたので、小さい頃から英語を話すという事は人とのコミュニケーション手段で英語が話せれば単純に話せる人数が増えると思ったからでした。

おまけに母は英語教師をしていて、幼い頃から英語と日本語で色んなものの名前を教わっていました。その為、小学校に入る時はABCのアルファベットは全て書けていて、動物の名前などは英語でも言えていたように思います。そう、私は英語習得するのに本当に恵まれた環境にいたのです。

でも、同じ環境にいた兄は英語が話せません。従兄弟(従姉妹)にも英語を話せる人はいません。ここで言いたいのは、「あなたは環境が恵まれていたから英語ができるようになったのね」とは決して言ってはいけないという事。

英語じゃなくてもそうですが、環境のせいにする人は出来ない言い訳を自分で作ってしまっているので、達成したい事を自ら遠ざけてしまっています。逆に言えば、言い訳のできない環境に身を置く事こそ達成への近道です。

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2:苦手意識の克服とイメトレ

そんな絶好の環境で育った私ですが、中学に入った途端、大きな壁にぶつかりました。今までコミュニケーションの手段と思っていた英語が勉強する科目の1つになったのです。

そうなった時の拒絶感が半端じゃなくて、点数として毎回出てくる結果に親を落胆させる度に苦手意識ばかりが強くなっていきました。それを克服できたのはカラオケで洋楽を歌った時。今思えば、なんちゃってだったと思いますが、英語の曲を歌うのが好きで、歌う時は必ず褒められていました。

やっぱり楽しくないと学ぶ意欲も継続しないので、基本中の基本ですが英語を好きになることから始めるのが大事です。入り口は何でも良いと思いますが私の場合は洋楽を歌うことでした。

大学に入ってから英語が再びコミュニケーションツールの1つに戻った事も再び英語を好きになる理由として大きかったです。大学の教授は皆んな外国の大学に留学した人ばかりを集めていた学科で、彼らから学ぶ英語は生きた言語で凄く楽しかったのです。

そして、習得していく過程で必ずして欲しいことがあります。それは、英語を使って何をしたいのかを具体的にイメージして、それを楽しんでいる自分を想像し続けることこのイメトレを続けていく事で、イメージ通りの自分に近づけると信じてください。

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3:英語環境に心地良さを感じられるか

実は大学受験中にカナダにあるカレッジも受験していて受かっていたのですが、親の一存で将来を考えたら日本の4年制の大学を卒業したほうが良いということでキャンセルされました。今思えば、あの当時から「もしあの時カナダのカレッジに行ってたら・・・」という考えが何処かにあったのかもしれません。

そんな私の英語習得の過程で一番のターニングポイントは、やはり大学時代にアメリカの大学へ留学したことでした。異国なはずの場所で自分がいかに生き生きしてるかを感じて最初は困惑しました。

周りは滞在期間が長くなるにつれてホームシックになっていく中で、私は実家に連絡する事も忘れてしまうくらい毎日を謳歌しました。いつかはホームシックになるのかなと思っていましたが、むしろ英語環境の生活に慣れるにつれて居心地は良くなっていきました

固定概念を覆すのは凄く難しいことです。でも、この経験を通じて生まれた場所が一番居心地の良い場所とは限らないという事を認めざるを得ませんでした。英語環境は私に新たなホームの感覚を与えてくれました。

英語環境と言っても世界には色んな国があるので文化も違いますし、住む人の特徴も異なります。きっとホームだと感じられる場所が何処かにあるはずなので、その固定概念に囚われない直感を信じてほしいと思います。

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4:自分に合う先生を見つける事

英語環境にいるようになってからは自他共にストイックに英語漬けになり勉強し続けました。ただ、これは断言できますが一番の英語の上達の要因はカナダ人の彼の存在でした。

付き合う前に自分がどれだけ真剣に英語習得を考えてるかを話して、日本語が上手な彼でしたが、私の前では英語だけ話してほしいという事、そして間違えたら都度直してねと言って付き合うことにしました。

付き合ってからは思った以上のスパルタ教育でした。例えば、レストランでは注文時にわざと席を外して「注文しておいて」というようになり、買い物に行くと「これ探してきて」と定員さんに質問する係になりました。

当時は自信もなくて小声になりがちで日本語訛りも強かったと思うので、私の言うことを一度で分かってくれる人はいませんでした。そんな状況に泣きそうになっているのを見ても、決して助けてくれなかった彼と何度喧嘩したことか、、、。

でも、今思えばあれが彼の愛のある教育だったと思うし、そうやって何でも自分でしていくうちに出来ることが増えていきました。日本人の性格的に知ったかぶりをしたり、聞き流す癖のあった私に「分からなかったら何度でも聞く」という普通の事を教えてくれてたのは彼だと思います。

私の場合は甘やかされて伸びるタイプではないので、厳しい先生を求めて彼を選びました。ここで覚えておくべきなのは、自分に合う教え方をしてくれる先生を選ぶということ。

生徒を獲得するために褒めちぎる英語教師も多々見ていました。もちろん先生も仕事としてしているので仕方ない部分はあるのですが、やっぱり間違っているところを指摘してくれて、特に発音に関してはそれじゃ通じないと言ってくれる先生を側に置いた方が絶対上達すると思います。

知ったかぶりをし続けると分からないままになってしまうように、通じてるっぽいを続けると本当に現地で通じるのか分からなくなります。だからこそ、自分に合う先生を見つけて出来る限り長く同じ人に教えてもらうのが良いと思います。

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海外生活するようになれば、ずっと上達していくと思っていましたが、長く住めば住むほど思うのは努力なしには上達できるレベルに限界があるということ。リスニングは生活しているので割と自然に上達していきますが、それ以外のスキルは日々の努力とそれを発揮する場を自分で作らなければ決して磨かれることはありません

17年の生活を経て、毎日の生活で英語が本当に自分の言葉になっていると感じる瞬間もあるのですが、時には分からない単語だらけの専門書を読んで凹んだりしながら生きています。きっと、そんな風に感じること自体に海外に住んでいるという大きな意味と価値があるように思います。

母国では決して感じることの出来ない謙虚な気持ちと純粋な探究心。これを決して失わずにいくことができれば、英語力は何処にいても伸び続けていくかなと思います。

そして、何よりも出会った頃の私を知ってる彼が今でも側にいてくれている事が私がここがホームであると感じる要因であり、英語が上達し続けている理由でもあります。という訳で、今日の一言はこちら↓

“For the two of us, home isn't a place. It is a person. And we are finally home.” by Stephanie Perkins

*今日の1曲:Home by Michael Buble                 余りこのジャンルは聞きませんがテーマに合っているのでカナダ人でもあるこの方の曲を…


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