ニシヤマミュ

東京在住、時々沖縄・京都、海外に出没する、フリーランスのグラフィック/WEBデザイナー…

ニシヤマミュ

東京在住、時々沖縄・京都、海外に出没する、フリーランスのグラフィック/WEBデザイナー。アートと三線と酒を愛し、なんでもない日常の中に、小さな発見をしては感動するような、そんなピュアな感性で捉えた世界を綴ります。

マガジン

  • 40代からの美しい生活

  • アメリカ西海岸の文化・生活

    カリフォルニアに生活して気づいたことや面白いと思ったこと、学んだことなどをまとめています。

  • EDIBLE GARDEN:庭を食す

    EDIBLE GARDEN(エディブルガーデン・食べられる庭)をコンセプトに、庭の食べられる植物を探しては、食べたり飲んだりしてみるシリーズ。意外な植物が意外な形で食べられたり、意外に美味しかったり。食というくくりで、身の回りの再発見を試みます。

最近の記事

老いを客観的に見つめることから始まる「老いの楽しみ」

ある一定の年齢になると、誰しもが感じ始める「老い」。ちょっと白髪が増えたの、なかったところにシワやシミができたの、自分で鏡で見える変化はまだ、いい。覚悟ができている範囲だからだ。 誰かが撮った何気ない”自然な”自分が、自己イメージとはかけ離れて歳をとっていたり、ふと視界に入ったガラスに映る姿が、驚くほどくたびれているのを見たときの衝撃たるや、大変なものである。 老いは誰にでもやってくる。キラキラした女優さんにだってそれは同じこと。昭和の女優・沢村貞子さんの『老いの楽しみ(

    • ヘナで白髪染め③〜あると便利な道具たち〜

      ヘナは扱いづらい?何度かヘナ染めに挑戦すると、だんだんとその良さが実感できてくる反面、もう少し扱いやすくならないものか、というもどかしさも同時に感じてくるものです。 市販の ”2液混合するだけ” ”泡でふんわり” などの、便利で手も汚れないパッケージの商品に慣れていると、粉末の時点で、もう面倒ですよね。 さらにヘナは、分量を自分で計らないといけないし、重いペーストを髪の根元に満遍なく、しかもたっぷりと塗布しなきゃいけない、疲れる、時間がかかるーーーこうした地味で面倒な工程

      • ヘナで白髪染め②〜染まらなければ意味がない!ちゃんと染めるテクニック〜

        白髪染めは、染まらなければ意味がない白髪染めは、染まらなければ意味がない、と思っています。 いかに髪や頭皮に優しくとも、いまいちな染まり具合なら、悩み解決にならないからです。だから、髪が傷むとしても染まる方を選んでしまうのです。 だいぶ昔にも一度、ヘナを試したことがありました。まだヘナの性質や上手く染めるテクニックなどの情報がうんと少なかったこともあり、まったく染まらないという体験をしました。そして正しい使い方を知らないまま「これは染まらない」と決めつけて蓋をしてしまいまし

        • ヘナで白髪染め 〜選べるカラーと引き換えに、健康で豊かな髪を〜

          進む白髪化の悩み人間、40年も生きていると、悩みの種類も深さも増しますが、白髪もそのひとつ。30歳を越えたあたりから徐々に増え、今や全体の4割に。 グレーヘアを素敵に装えるセンスやテクニックや容姿があれば、それも選択肢ですが、私の場合、単に「生活苦」を醸し出すだけの悲しい結果になりそうで、踏み切ることができません。 さらに悩みを深めるのが、髪の伸びるスピード。数年前から生え際付近も白くなってきたせいでそれが目立ち、1週間で根元5ミリが白く輝き、手入れが行き届いていない感が

        老いを客観的に見つめることから始まる「老いの楽しみ」

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        • 40代からの美しい生活
          4本
        • アメリカ西海岸の文化・生活
          2本
        • EDIBLE GARDEN:庭を食す
          4本

        記事

          新型コロナウイルスの水際対策体験紀〜羽田・米国からの帰国便〜

          つい先ほど(2020年9月25日19時すぎ)、来月(2020年10月)から、「新型コロナウイルスの水際対策」を緩和するという政府方針が発表になり、全世界から再び人が流入してくることが明らかになりました。 これにより、その「水際対策」がどのようなものだったかを知らない人は知らないまま、過去のものになっていくのだろうと思われるので、私が実際に2020年6月に米国から帰国した時の実体験を、一つの記録として紹介したいと思います。 予約便が航路ごとなくなる渡航制限中も邦人の帰国

          新型コロナウイルスの水際対策体験紀〜羽田・米国からの帰国便〜

          EDIBLE GARDEN:庭を食す ④りんご編

          このシリーズでは、今ある「ただの庭」の植物を食べて「後付けで」エディブルガーデンと定義する試みを紹介しています。今回は、誰もが知ってる果樹・りんごですが、ちょっと変化球的に “実が熟していない時期に” 楽しむ方法を模索してみました。 葉: 「お茶」にして飲む 枝払いで発生した大量の葉を、何かに活用できないか考えていたら、時々、地方の物産市で販売されている「りんご葉茶」を思い出し、自作してみることにしました。 なるべく若くて柔らかな葉を中心に摘み、水でよく洗って、風通しの

          EDIBLE GARDEN:庭を食す ④りんご編

          EDIBLE GARDEN:庭を食す ③フェンネル編

          このシリーズでは、今ある「ただの庭」の植物を食べて「後付けで」エディブルガーデンと定義する試みを紹介しています。今回は、フワフワの細い葉っぱが美しい、フェンネルを食べてみました。 フェンネルとは? 日本のスーパーでも取り扱いの多い、ポピュラーなハーブ。和名は茴香(ういきょう)と言って、実(フェンネルシード)は様々な国でスパイスとして利用され、柔らかな針状の葉は魚料理に使われることが多いですが、欧米では、玉ねぎのように太った根元の部分(上記写真の白い部分)が野菜として特に好ま

          EDIBLE GARDEN:庭を食す ③フェンネル編

          EDIBLE GARDEN:庭を食す ②ナスタチウム編

          このシリーズでは、今ある「ただの庭」の植物を食べて「後付けで」エディブルガーデンと定義する試みを紹介します。早速目についた、ナスタチウムから行きましょう。 花も葉も実も食べられて、見た目も美しいハーブ 今回トライしたのは、ナスタチウム。和名では金蓮花と呼ばれる、ポピュラーなハーブです。生命力が強いので、気づくとあちこちに群生し、ビタミンカラーの花々が庭にアクセントを加えてくれます。 ナスタチウムは花も葉も実も食べられる、ということなので、それら全部食べてみることにしまし

          EDIBLE GARDEN:庭を食す ②ナスタチウム編

          EDIBLE GARDEN:庭を食す ①はじめに

          EDIBLE GARDEN (食べられる庭)ーーーその言葉を耳にするずっと前から、私はガーデニング用に植物を選ぶ際、食べられるとか、化粧品や洗剤などの材料として利用できるなど、観賞+アルファの楽しみ方ができるものを選びがちでした。 幼い頃、庭で採れたての胡瓜やトマトを食べたという幸せな体験への追憶がベースにあるのですが、この十数年の間、いくつもの自然災害や伝染病によって「日常」の概念が転覆し「非日常」と幾度も入れ替わる様を目の当たりにし、生きることや食べることへの考え方も変

          EDIBLE GARDEN:庭を食す ①はじめに

          ノービザでのアメリカ滞在期限を延長した話@California

          はじめまして。note最初の投稿です。このほど、のっぴきならない家庭事情で米国カリフォルニア州に滞在していましたが、パンデミックの影響が拡大、帰国予定便の欠航を受け、人生初の出国期限延長申請という、貴重な経験をしました。 パンデミックによる特別対応なので、情報が全然なく、解決まで少々てこずったので、同じ状況に直面した誰かの参考になるならと思い、書くことにしました。 なお、これはあくまでも個人的な体験談であり、状況は日々刻々変わりますので、必ずご自身で都度、政府サイトなどの

          ノービザでのアメリカ滞在期限を延長した話@California