【THE FIRST SLAMDUNK感想】思いがまとまらないけど書くよ。書かずにはいられないから
観てきましたよ。映画『THE FIRST SLAMDAUNK』。
もうね...、すっっっっごいよかった。本当に。よかった。
映像、音楽、キャラクターの息遣い、細部にまでこだわりが行き届いていてこれはたくさんの人たちの力が結集されているな・・・と映画を見ながらひしひしと感じました。
そして、これが観れて、ここまで生きてきてよかったなと本気で思いました。
なるべく本編の核心には触れないようなかたちで感想を書いていきたいと思います。と、言いつつなにも前情報のない状態で観て頂きたい気持ちもすごくあるということは事前にお伝えしておきます...。
まだご覧になってない方ご自身の選択で宜しくお願いします。
OPですでにチケット代1700円が報われた
まず、なんと言ってももうオープニングが最高なんすわ。
The Birthdayの「LOVE ROCKETS」という曲で始まるんですが、この曲がまたいい!湘北メンバーが次々に現れて、それとともに曲も盛り上がっていく。そして曲サビの「ここ!」って感じのところでチーム湘北と相手チームが向かい合う!
っくぅ~~~~~~~~~
気絶するかと思うくらいかっこよかったです。もうこの時点で声を上げそうになりました。
なんといっても絵がね!圧倒的井上雄彦~~~きた~~~~こういうの待ってた~~~~本当に来てよかった~~~~。
ここでがっつりテンションが上がります。
試合の臨場感
本作の最大の魅力は、やはりこれに尽きると思います。
相手チームからの強いプレッシャーを観ている側も感じることができます。自分より体格の大きな選手に囲まれたときの視界、プレー中の視線の揺れを選手目線でかなりリアルに作られています。
わたしはバスケ未経験者ですが、きっと経験された方は「わっかるぅ~」となっているのではないでしょうか。
わたしがスラムダンクを読んでた時って、バスケの試合はほとんど観たことなかったんですが、社会人になってからはBリーグにどハマりして、ここ数年めっちゃ観てきたという経験値ができました。
そのおかげか、選手たちの動きがいかにリアルかというのを実感することができたんですよね。
ディフェンス交わしてシュートする感じとか、ダブルチームで徹底的にガードを抑え込む感じとか、
「あ~~これBリーグで観たやつだ!」
と何度もなり、試合のシーンは「本当に試合を観ている」感覚になりました。
予告の動画を観たときにCGだったので「え~CGか・・・」と思いましたが、これを見てなるほど、こりゃCGじゃないと出せないリアル感なのだなと納得させられました。
キャラクター一人ひとりがそれまで歩んできた人生をしっかりと感じる
当たり前っちゃ当たり前なんですが、湘北のメンバーも相手チームのメンバーにもそれぞれここまで歩んできた人生があります。
必ずしも登場キャラクター全員一人ひとりにスポットライトがあたってそれが語られるわけではありません。が、この作品では彼らのこれまでの葛藤とか痛みとかをすっごく感じ、考えさせられました。
それはわたしが大人になって、そういう目線で彼らをいま観ていることも影響しているのかもしれません。
そして当然ながら彼らはまだ高校生でこれからの人生があるんですよね。
それを考えると、もうこの選手一人ひとりの今後の人生が彼らにとって良きものでありますようにと願わずにはいられません。
そんな感じで、最終的にわたしの中の隠れた母性が大爆発を起こしました。まさかスラムダンクでこんな気持ちにさせられるとはね!!
細部のこだわり→大人たちの本気
冒頭でも試合の臨場感について書きましたが、とにかく細かいところまでこだわりが行き届いていることが感じられます!
シュートが決まるシーンは、ボールを放つときの音やネットにボールがスパっと入る音と動き、そこを際立たせるためにBGMが一瞬とまり、決まった後にまた音楽が入る。
個人的にはとくに音楽と映像が絶妙に組み合わせられてたのが最高でした!リアル感だけでなく、ちゃんと盛り上がりの演出もほどこされています。
キャラクターの表情ひとつとっても、漫画で見たときの表情そのものが表現されていて、
「ひー!!懐かしい!!そして動くとこうなるのね!!」
と感動しっぱなしでした。
完全に井上雄彦さんの世界観がそこにあって、そしてそれを再現していて。多分これはいろんな人たちの知恵と努力が結集されたものなんだろうな・・・、と。
本作の製作に関わったすべてのスタッフさんたちに感謝の気持ちでいっぱいです。
結論:生きててよかった
はい、まとまらない感想を書いてきましたが結論として、わたしは観たあとに「生きててよかった」と心から思えました。
自分自身の人生、最近は代わり映えもしないつまらない人生でなんだかなーと思っていた矢先、こんなにワクワクすることができるなんて。
この作品を観ることができただけでも、これまで生きてきた意味があったなと。
大袈裟だと思うでしょう?でも本当なんです。逆にこれからの人生、わたしどうすればいいんだろうって、途方に暮れています笑
そして気づいたことは、「わたし、平穏とか安定とか以上に、興奮することが好きなんだなー」ということ。いつか誰かをワクワクさせるような、圧倒するような、そんなモノを自分も作ることができたらと、新たな夢の種が芽生えた気がします。
公開からしばらくたって、ネタバレしてもいい雰囲気になったところでネタバレ有りの感想も上げたいと思います。あぁ、みんな早く観てくれ...。
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