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わたしはロボット

わたしはロボット、だから気持ちなんて持ってない。

だから傷つかないの。
何言われてもへーきへーき。

そうやって生きていた過去を持っているからか、所謂、解離障壁という私の中にある記憶や知覚、感情などを分断させ他所事にしてしまう壁を育ててしまったようで。

実結は多重人格、解離性同一性障害の症状はあるけど、人様の前で人格が代わることは(ギリ)防げてるから実を言うと多重人格でも(ギリ)困ってはいない。人様に迷惑がかかる、人を傷つけてしまうそうならないように、現状を継続したいものだ…。

今これを書くために3歳の日彩(ひいろ)ちゃん、9歳くらいの明日花ちゃん、10代の涼花と暖彩(はるあ)そして実結が協力してる。

(冒頭は日彩ちゃんと明日花ちゃんが持ってる気持ち。)

初めて「わたしはロボット」と心の中で唱えたのは明日花ちゃんくらいの歳の頃。
涼花や暖彩くらいの歳の時、実結は本格的に詰んでたから「えっと、私はロボットですが?、貴方様は何を言ってんすかねぇ、こっちは心をゴミ箱に捨ててきたたんで痛くも痒くもないんすけどね、あはははははwwwwww」と冗談抜きで毎日心の中で唱えてた。そういや途中から何言われてもほんとに傷つかなくなってたなぁ…(感情麻痺)
そりゃ解離障壁育つわ←

実結にはアイデンティティがない。
日彩ちゃんや明日花ちゃんくらいの歳の頃は「不出来でお父さんお母さんを(何故かわからないけど)怒らせて、お友だちのように上手く学校に馴染めず、いじめられてしまう自分はだめな子」と思っていて。
涼花や暖彩の歳の頃は、「親に虐待されてる」、「ヤングケアラー」、「人も自分も大切に出来ない私はまともな人間じゃない」という自覚を持ち。
涼花と暖彩の歳の頃(後半だね)に保護され全てから離れることになった。
そのまま大人になり「病人」、「障害者」、「トラウマ・虐待サバイバー」になり、今はどん底の日々から這い上がろうともがく人になっている。

これでアイデンティティって育つもんなのか…ってちょっと冷静になるよね、あはは←

特にヤングケアラーという立場に該当した頃は、「家族の面倒を看る」それが”わたしの全て”に
なっていて、その役割から抜け出したいけど、
“わたし”が消えそうで怖ったんよね。
ケアラーの役割をしてた時が一番「私はロボット」って唱えてたよ、ほんとに。ロボットに飽きてきたのか時々石とかお地蔵さんにもなってたわ、
えへへへ←

ロボットになった実結は「わたし」というアイデンティティを上手に育てることが出来なかった。

でも、ロボットになることは今をやり抜く力として実結を支えてくれている。

科学的にアイデンティティと称されるものが
人並みに育ってないなら、
実結の中にいる皆で協力して生きていければいい。
それがわたしなのかもしれない。

なんとかなるなら、なってるなら、
もうそれで良くない?

by実結

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