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「ノンバイナリー」って何?

久しぶりの投稿です💦 
今回の投稿では、自分自身のことについて投稿しようと思います。
LGBTQ関連の内容を書いているので、苦手な方はスルーをよろしくお願い致します。


LGBTについて

分からない方もいると思うので、インターネットで検索したのを載せますね。

LGBTQとは

LGBTQとは、Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)、Gay(ゲイ、男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー、性自認が出生時に割り当てられた性別とは異なる人)、QueerやQuestioning(クイアやクエスチョニング)の頭文字をとった言葉で、性的マイノリティ(性的少数者)を表す総称のひとつとしても使われることがあります。

※Qを表す「クイア」は、もともと「不思議な」「風変わりな」「奇妙な」などを表す言葉で、同性愛者への侮蔑語でしたが、現代では、規範的な性のあり方以外を包括する言葉としても使われています。「クエスチョニング」は、自らの性のあり方について、特定の枠に属さない人、わからない人等を表す言葉です。 日本におけるLGBTQの割合は、調査機関・調査方法によってデータにバラつきがありますが、現在では約3%〜10%と言われています。

LGBTQとは | 東京レインボープライド2024 (tokyorainbowpride.com)

性はグラデーション

性のあり方は、単純に「男性/女性」だけではなく、分解して考えてみるといくつかの要素に分けて考えることができます。例えば、以下の4つの要素に分けて考えてみましょう。

法律上の性別
生まれた時に性器の形などから、お医者さん等に「女の子ですね」「男の子ですね」と言われ、役所に届け出ることで法律上「女性」か「男性」に割り当てられる性別のことです。

性自認
自分の性別をどのように認識しているか、という要素。男性だと認識している人、女性だと認識している人、中性だという人、決めたくないという人など、様々です。

性的指向
自分の恋愛や性愛の感情が、どの性別に向くか/向かないか、という要素。 異性を好きになる、同性を好きになる、どちらの性も好きになる、性別で好きになる人を決めたくない、特定の誰かを好きにならないなど、様々です。

性表現
社会的にどのように性別を表現するか、振舞うかを表す要素。 俺・僕・私といった一人称や、服装でスカートがいい、パンツスタイルが合うなど、様々です。性のあり方はLGBTQとそれ以外の人でくっきり分かれているのではなく、グラデーションになっています。

LGBTQとは | 東京レインボープライド2024 (tokyorainbowpride.com)


他のセクシュアリティ

性のあり方はL・G・B・T・Qだけでなく、例えば以下にあげられるように、多様な人々がいます。

Xジェンダー
自身の性を男女いずれかに限定しない人々のこと。

Aロマンティック
他者に恋愛的に興味関心を抱かない人々のこと

Aセクシュアル
他者に性的に興味関心を抱かない人々のこと。

パンセクシュアル
性的指向が性別にとらわれない人々のこと。

LGBTQとは | 東京レインボープライド2024 (tokyorainbowpride.com)

唯さんのセクシュアリティは「Xジェンダー」

一般的にXジェンダーの性別としては、中性・両性・無性・不定性の4つがあるとされています。

1. 中性
中性とは、男性と女性との中間地点に自身が存在すると認識している性自認です。

2. 両性
両性とは自分の性が男性でもあり、女性でもあると認識している性自認です。「自分の中には男性が◯割、女性が◯割」存在している」というように男女両方に属しているという感覚で、この割合は本人の中でほぼ変わりません。

3. 無性
無性とは、男性・女性どちらの要素も持たない性自認のことです。すなわち「男女どちらとしての感覚(認識)にもあてはまらない」という自認をしている人がこれにあたります。

中性や両性、そして次に紹介する不定性は「男と女、2つの性別が存在している」という認識があることが前提ですが、無性と自覚している人にはその認識がありません。

4. 不定性
自分自身の性自認が流動的な性自認を不定性といいます。言い換えると、様々な性の間で自分の性が揺れ動いているという人をさします。

不定性における性の揺れ動きは、2つの性の間に限定したものではありません。たとえば、男性・女性の中間地点から女性との間にかけて流動する人もいれば、男性・女性・Xジェンダー無性のような複数の性の間で流動する人もいて、どちらも不定性に当てはまります。

先ほど紹介した両性のうち「日によって自分の中の男性・女性の割合が変わる」という人も、不定性です。

このような分類がされていますが、Xジェンダーは上記4つの性自認にとどまりません。

「自分の性自認が揺れている」「自分の性が定まらない」という自覚そのものが、ひとりひとりの固有の性自認であり、このような性自認をXジェンダーと呼んでいるのです。

また、「身体的には男性だけど性自認がXジェンダーである」という人をMtX (Male to X-gender)、「身体的には女性だけど性自認がXジェンダーである」という人をFtX(Female to X-gender)といいます。

Xジェンダーとは? 【男女の枠に属さないってどういうこと?】 | LGBT就活・転職活動サイト「JobRainbow」

唯さんはXジェンダー「無性」だと自認しています。
またXジェンダーに似ている「ノンバイナリー」でもあるなぁと自認しています。

https://jobrainbow.jp/magazine/whatisnonbinary

これまでの自分

まだ20年しか生きていない自分ですが、これまで感じてきた違和感を紹介しようと思います。そして、この投稿を見て同じ悩みを持っている誰かが少しでも気持ちが楽になればいいなと思っています。

幼稚園生の頃「お姫様役は嫌だ。王子様が良いかも…」


幼稚園児の頃、先生達(女性)や保護者(ママさん)を見て
「自分はこんなからだにはなりたくない。」と強く思った。
周りのお友達が「大きくなったらパパやママになりたい」と言っているのもよく理解できなかった…

制服も先生達と一緒の胸元がなんかヒラヒラのやつが嫌。
男の子が着てるシャツが着たかった。でもそんなの言えない。

お遊戯会では年長さんの頃に役決めでかなり悩んだ。
女の子は「お姫様役」を、男の子は「王子様」「家来役」などが大人気。
正直、自分は「王子様役」とか「家来役」をしたかった。
でも女の子で同じような子はいない…結局、雪の街で遊ぶ「子ども役」があったのでその役を演じた記憶があります。

これまでで一番髪が長かった幼稚園時代

小学生の頃「女の子らしいから嫌だ…」

小学生の頃は、服装や第二次成長に対しての違和感を強く感じるようになりました。私服登校でもあったので、両親にも恵まれてたくさん服を買ってくれます。しかし…服に、お洒落に興味がなかった…というよりも…
スカートやフリフリ、ピンクの服とかthe女の子の服が
「より女の子になってしまうから」嫌だった。
でもその言葉は、心のうちに閉じ込めていました。
だってこんな言葉を言ったら、母親が悲しみそうだったから、心配しようだと思ったから…
でも、どんな服を着たいのか分かりません。

高学年の頃になると男子が着ているスポーツメーカのトレーナに憧れがありました。「あー自分もあれが着たいな…」って。
でも自分は柔道をしていたので、「練習に着ていきたい!」っておねだりして、似たようなパーカーを買ってもらえました!
嬉しくて、パツパツになるまで着ました そのくらい嬉しかった。

あと、当時は「前下がりのボブ」で散髪に行っていました。
別に嫌いではなかったけど、「もっと切りたいな~」っていうのが本心。
強豪柔道クラブの子は髪が短かったので「自分も強くなりたいから」って言って少しずつ短くなっていきました。

身体面の成長自体は、小学生の頃はそこまで悩みませんでした。
というのも小さく生まれたこともあって成長が遅かった。
でも同級生の身体の変化を見て、本当は思ってはいけないけど
「うわー気持ち悪い。ああなりたくない。マジで無理。
 まぁ、自分があんな風にはならないから大丈夫か」
と思っていました。

現実はそうでないと突き詰められたのは中3になってからです。

中学生の頃「自分が男の子だったら、こんな女の子と付き合いたいな…」

中学生の頃は、対して困った記憶がない…
もちろん制服は女子用ですが、嫌ではなかった。
あとは、中学校自体が「男の子だから~」「女の子だから~」という教育が少なかったこと、そういう先生がいなかったからかな…
1・3年生の担任の先生が同じ方で、どの生徒も平等に接していくような
先生の見本みたいな先生だったので困りませんでした。

小さい頃から習っていた柔道部がなかったので、部活動にも入らず柔道教室や柔道部のある近隣中学校に練習に行ったり…
基本的に月・水・木・金曜日は、中学が終わったら家に帰って、自転車で柔道部のある中学校で放課後練習⇒宿題と軽食をとって柔道教室の練習
確か火曜日は塾だったかな…
土・日曜日は、他県に1日合同練習とかほぼ柔道の練習

正直に遊ぶ時間もなかったので、お洒落に気を遣う必要もなかったから困らなかったのもあるかも…ずっとジャージでいいから。
塾もジャージで行ってました。
あとは男女で体力の差があることは小学高学年から気づいていたので、
自分が女子選手で戦うことにも違和感はなかった。


中学生の頃、小さく生まれたから成長は遅かったけど、周囲の喜ぶ身体の変化が辛かった。
皆んなが欲しがる様な水着も辛すぎて、色々と言い訳をして全身ラッシュガード。
学習塾には基本はジャージ姿で行っていました。

あとは、中学生になると「誰が好きなの?タイプなの?」といった恋愛話がとても増えました。その時に自分は「女性として男性と付き合うことは恥ずかしい」と思っていたり、「自分が男子だったらこんな女子と付き合いたいな」と思うことが多かったです。

常に着ていたお気に入りのジャージ

高校生の頃は「部活引退後の悩み…」

高校生の頃は部活(柔道)一筋でした。
お洒落しなくてもいいし、髪が短くてもなんも言われないし、とにかく柔道のことしか頭にない高校生活を過ごしました。
たまに「自分の体しんどいな」と思うことはありましたが、そこまで考えていませんでした。

でも、引退してから皆んなみたいに「女性らしくならないと」って焦りを感じました。
親にも「もう少し女の子らしく髪伸ばしたら、化粧してみたら」とか言われたけど「女性らしくなるから嫌だ、女性に見られるから嫌だ。」なんて言えなかった。
「ずっと違和感ばかりだけど、自分だけなのかな...自分っておかしい?」
「あれ、自分って女性じゃなくて男性になりたいのかな?」

そう思ったこともあるけどなんか違う...
そう悩みまくって調べた結果が「xジェンダー」や「ノンバイナリー」だった。
正直すごく救われました。
同じように悩んでいる人がいて、自分だけがおかしいんじゃないんだと。

大学生1年生「葛藤は続く…」


でもその後の葛藤は続きました。
大学入学式で着るスーツやパンプスで親と喧嘩。
「本当は男性用のスーツが着たい」なんて言えない。
とりあえず「女性だけには見られたくない」って事ばかり頭にあって、小・中学生の頃に憧れていた長さで髪はどんどん短くしました。

大学1年生の春
大学2年生の夏


でも同級生と自分を比べては「自分は何してんだろ。もうしんどいな、消えたい」「まともじゃないな自分」って何度も思う毎日。
大学ですれ違った人にも「あの子、男子?女子?」とボソッと聞こえることもあったし、視線も気になりました。
「あーやっぱり性別で悩んでいるのって自分だけなんかな…」
そんな中、初めて関西レインボーパレードに行って、初めて同じ悩みを持つ人と実際に出会って、友達になれて、また救われました。

そこから「自分は自分」って過ごすうちに、カミングアウトしていなくても「唯は、他の誰にも流されていない様な感じ、自分で自分を貫いている、演じていない自然体がすごくいいね」褒めてくれる子もいて、やっと前進出来


自分は別に特別な何者かでもないし、やっと自分を見つけ出せそうで、
とりあえず前を見て常に走っている状態。だから疲れて風邪が引きやすくなったし、2年間でインフルとコロナ(2回)も感染してしまう。

どうしても「この世から消えたい」って思う時はあるけど、
自分は「まだ20年しか生きていないんだから、諦めたくない何かがあるからまだ今じゃない」とまた転けそうになりながら走り出します。
周りに同じ悩みを持つ子がいないって辛いし、誰かと一緒に居ても、大勢でいても孤独に感じる。
その気持ちはすごく分かります。
だから、これを読んでいる人へ。一人だけじゃない、同じ悩みを持つ人はたくさんいるし、ここにもいます。安心して欲しいです。
母親と一部の人にしか自分の事を伝えていないから、「この投稿自体でバレるんじゃないか」っていう不安と「もうバレてもいいや」っていう前向きな気持ちと半々です。

成人式はスーツで出席しました。


成人式、自分はスーツで参加した。
正直、振袖を着ないことに自分は親不孝な人間だなと...最悪な人間だと...
消えることのない不安と葛藤と罪悪感ばかりが積み重なるばかり。
でも今日、この日を迎えて「自分は自分でいいんだ」心からそう思えた。
カミングアウトしていない父から服装や髪型を笑顔で、成人式で出会った同級生もみんなめてくれた。
認めてもらえるってこんなに楽になるんだなって、少しだけ罪悪感が消えました。
でもこれからも普通の幸せが自分にとっては辛くて、しんどくて、罪悪感ばかりを感じて...
またもう消えてしまいたいとか思ってしまうかもしれない。
でもそんな時は、今日のことを思い出そうと思います。
そして自分が一番自分自身を認めれるようになりたいです。
 

成人式に着たスーツ
(誰かの結婚式にもこれで行く予定…)


 

山あり谷ありの人生、たまに休んでもいいから進んでいけるように頑張ろうと思います。