「ノンバイナリー」って何?
久しぶりの投稿です💦
今回の投稿では、自分自身のことについて投稿しようと思います。
LGBTQ関連の内容を書いているので、苦手な方はスルーをよろしくお願い致します。
LGBTについて
分からない方もいると思うので、インターネットで検索したのを載せますね。
他のセクシュアリティ
唯さんのセクシュアリティは「Xジェンダー」
唯さんはXジェンダー「無性」だと自認しています。
またXジェンダーに似ている「ノンバイナリー」でもあるなぁと自認しています。
これまでの自分
まだ20年しか生きていない自分ですが、これまで感じてきた違和感を紹介しようと思います。そして、この投稿を見て同じ悩みを持っている誰かが少しでも気持ちが楽になればいいなと思っています。
幼稚園生の頃「お姫様役は嫌だ。王子様が良いかも…」
幼稚園児の頃、先生達(女性)や保護者(ママさん)を見て
「自分はこんなからだにはなりたくない。」と強く思った。
周りのお友達が「大きくなったらパパやママになりたい」と言っているのもよく理解できなかった…
制服も先生達と一緒の胸元がなんかヒラヒラのやつが嫌。
男の子が着てるシャツが着たかった。でもそんなの言えない。
お遊戯会では年長さんの頃に役決めでかなり悩んだ。
女の子は「お姫様役」を、男の子は「王子様」や「家来役」などが大人気。
正直、自分は「王子様役」とか「家来役」をしたかった。
でも女の子で同じような子はいない…結局、雪の街で遊ぶ「子ども役」があったのでその役を演じた記憶があります。
小学生の頃「女の子らしいから嫌だ…」
小学生の頃は、服装や第二次成長に対しての違和感を強く感じるようになりました。私服登校でもあったので、両親にも恵まれてたくさん服を買ってくれます。しかし…服に、お洒落に興味がなかった…というよりも…
スカートやフリフリ、ピンクの服とかthe女の子の服が
「より女の子になってしまうから」嫌だった。
でもその言葉は、心のうちに閉じ込めていました。
だってこんな言葉を言ったら、母親が悲しみそうだったから、心配しようだと思ったから…
でも、どんな服を着たいのか分かりません。
高学年の頃になると男子が着ているスポーツメーカのトレーナに憧れがありました。「あー自分もあれが着たいな…」って。
でも自分は柔道をしていたので、「練習に着ていきたい!」っておねだりして、似たようなパーカーを買ってもらえました!
嬉しくて、パツパツになるまで着ました そのくらい嬉しかった。
あと、当時は「前下がりのボブ」で散髪に行っていました。
別に嫌いではなかったけど、「もっと切りたいな~」っていうのが本心。
強豪柔道クラブの子は髪が短かったので「自分も強くなりたいから」って言って少しずつ短くなっていきました。
身体面の成長自体は、小学生の頃はそこまで悩みませんでした。
というのも小さく生まれたこともあって成長が遅かった。
でも同級生の身体の変化を見て、本当は思ってはいけないけど
「うわー気持ち悪い。ああなりたくない。マジで無理。
まぁ、自分があんな風にはならないから大丈夫か」と思っていました。
現実はそうでないと突き詰められたのは中3になってからです。
中学生の頃「自分が男の子だったら、こんな女の子と付き合いたいな…」
中学生の頃は、対して困った記憶がない…
もちろん制服は女子用ですが、嫌ではなかった。
あとは、中学校自体が「男の子だから~」「女の子だから~」という教育が少なかったこと、そういう先生がいなかったからかな…
1・3年生の担任の先生が同じ方で、どの生徒も平等に接していくような
先生の見本みたいな先生だったので困りませんでした。
小さい頃から習っていた柔道部がなかったので、部活動にも入らず柔道教室や柔道部のある近隣中学校に練習に行ったり…
基本的に月・水・木・金曜日は、中学が終わったら家に帰って、自転車で柔道部のある中学校で放課後練習⇒宿題と軽食をとって柔道教室の練習
確か火曜日は塾だったかな…
土・日曜日は、他県に1日合同練習とかほぼ柔道の練習
正直に遊ぶ時間もなかったので、お洒落に気を遣う必要もなかったから困らなかったのもあるかも…ずっとジャージでいいから。
塾もジャージで行ってました。
あとは男女で体力の差があることは小学高学年から気づいていたので、
自分が女子選手で戦うことにも違和感はなかった。
中学生の頃、小さく生まれたから成長は遅かったけど、周囲の喜ぶ身体の変化が辛かった。
皆んなが欲しがる様な水着も辛すぎて、色々と言い訳をして全身ラッシュガード。
学習塾には基本はジャージ姿で行っていました。
あとは、中学生になると「誰が好きなの?タイプなの?」といった恋愛話がとても増えました。その時に自分は「女性として男性と付き合うことは恥ずかしい」と思っていたり、「自分が男子だったらこんな女子と付き合いたいな」と思うことが多かったです。
高校生の頃は「部活引退後の悩み…」
高校生の頃は部活(柔道)一筋でした。
お洒落しなくてもいいし、髪が短くてもなんも言われないし、とにかく柔道のことしか頭にない高校生活を過ごしました。
たまに「自分の体しんどいな」と思うことはありましたが、そこまで考えていませんでした。
でも、引退してから皆んなみたいに「女性らしくならないと」って焦りを感じました。
親にも「もう少し女の子らしく髪伸ばしたら、化粧してみたら」とか言われたけど「女性らしくなるから嫌だ、女性に見られるから嫌だ。」なんて言えなかった。
「ずっと違和感ばかりだけど、自分だけなのかな...自分っておかしい?」
「あれ、自分って女性じゃなくて男性になりたいのかな?」
そう思ったこともあるけどなんか違う...
そう悩みまくって調べた結果が「xジェンダー」や「ノンバイナリー」だった。
正直すごく救われました。
同じように悩んでいる人がいて、自分だけがおかしいんじゃないんだと。
大学生1年生「葛藤は続く…」
でもその後の葛藤は続きました。
大学入学式で着るスーツやパンプスで親と喧嘩。
「本当は男性用のスーツが着たい」なんて言えない。
とりあえず「女性だけには見られたくない」って事ばかり頭にあって、小・中学生の頃に憧れていた長さで髪はどんどん短くしました。
でも同級生と自分を比べては「自分は何してんだろ。もうしんどいな、消えたい」「まともじゃないな自分」って何度も思う毎日。
大学ですれ違った人にも「あの子、男子?女子?」とボソッと聞こえることもあったし、視線も気になりました。
「あーやっぱり性別で悩んでいるのって自分だけなんかな…」
そんな中、初めて関西レインボーパレードに行って、初めて同じ悩みを持つ人と実際に出会って、友達になれて、また救われました。
そこから「自分は自分」って過ごすうちに、カミングアウトしていなくても「唯は、他の誰にも流されていない様な感じ、自分で自分を貫いている、演じていない自然体がすごくいいね」褒めてくれる子もいて、やっと前進出来
自分は別に特別な何者かでもないし、やっと自分を見つけ出せそうで、
とりあえず前を見て常に走っている状態。だから疲れて風邪が引きやすくなったし、2年間でインフルとコロナ(2回)も感染してしまう。
どうしても「この世から消えたい」って思う時はあるけど、
自分は「まだ20年しか生きていないんだから、諦めたくない何かがあるからまだ今じゃない」とまた転けそうになりながら走り出します。
周りに同じ悩みを持つ子がいないって辛いし、誰かと一緒に居ても、大勢でいても孤独に感じる。
その気持ちはすごく分かります。
だから、これを読んでいる人へ。一人だけじゃない、同じ悩みを持つ人はたくさんいるし、ここにもいます。安心して欲しいです。
母親と一部の人にしか自分の事を伝えていないから、「この投稿自体でバレるんじゃないか」っていう不安と「もうバレてもいいや」っていう前向きな気持ちと半々です。
成人式はスーツで出席しました。
成人式、自分はスーツで参加した。
正直、振袖を着ないことに自分は親不孝な人間だなと...最悪な人間だと...
消えることのない不安と葛藤と罪悪感ばかりが積み重なるばかり。
でも今日、この日を迎えて「自分は自分でいいんだ」心からそう思えた。
カミングアウトしていない父から服装や髪型を笑顔で、成人式で出会った同級生もみんなめてくれた。
認めてもらえるってこんなに楽になるんだなって、少しだけ罪悪感が消えました。
でもこれからも普通の幸せが自分にとっては辛くて、しんどくて、罪悪感ばかりを感じて...
またもう消えてしまいたいとか思ってしまうかもしれない。
でもそんな時は、今日のことを思い出そうと思います。
そして自分が一番自分自身を認めれるようになりたいです。