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投資における思考

ESBIクワドラント

以前の記事で取り上げた「金持ち父さん貧乏父さん」という一冊の本。
投資をしている方には、この本を読んだことがきっかけで、資産形成を始めたという方も多いと思います。
ESBIという働き方の区分、クワドラント。
わたしはよくこのESBIという言葉を使います。
働き方、収入の得方、時間との関係性、労働所得と不労所得の分別だけではない秘密が隠されています。
その中には税率の違いもありますが(これはかなり違いが大きいです)、そもそもの思考、考え方に違いがあります。

人的レバレッジを活かす

まず最初に、わたしの考え方、価値観、持論をお話しましょう。
わたしは「投資はひとりでするものじゃなく、家族と一緒にするもの」と思って今があります。
これは不動産投資の勉強を始めた時からのスタンスで、変わることがないし、これが当たり前だとわたしの中では捉えています。
意識してそういう思考で始めたわけでもなく、ただ単純に不動産をやるには、わたしひとりの力では無理だと分かっていたからです。

不動産の勉強を始めた当時のわたしは契約社員で、非正規雇用でした。
年収も300万円に満たない。
貯蓄が沢山ある訳でもない。
わたしひとりでは、到底不動産投資家の土俵には立てないという状態です。
しかし、わたしの両親もそれは同じ。
年齢が60代と70代でローンは組めない。
貯蓄はそれなりにあるけど、キャッシュで買うにはボロ物件か築古戸建てや区分マンションが精一杯。
そこでお互いが一緒に不動産賃貸業に取り組むことで、ローン審査はわたしが通せる(勤務先の名前が後押しをした)し、必要なキャッシュは両親が補えるという結果を作りました。

パートナーとも、これから一緒に不動産と株式投資で資産形成をしていく考えで一致しています。
目指すのは資産40億円以上。
そこに早くたどり着くためにも、わたしはサイドFIREを一旦卒業して、再び仕事に着こうと考えています。
でもこの目標は、わたしだけでも、彼だけでも、到底叶えるのが難しい目標です。
彼にとってみれば、わたしと出会わなければ、夢を描くことも出来ていなかったかも知れません。

どのクワドラントの思考で物事を見ているか

「早く行きたければ、一人で進め。 遠くまで行きたければ、みんなで進め」
If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.

アフリカの諺をよく耳にしますが、誰か協力者を得て進むという思考はB(ビジネスオーナー)クワドラントの考え方です。
大企業の経営者、複数店舗のフランチャイズオーナー、印税や特許、Youtuber等、人の力を借りて収入を生み出しているのがBクワドラント。
ふと振り返ってみると、わたしの投資の考え方は、そもそも最初からBクワドラントの思考だったのだなと思います。

どのやり方や考え方が正しいという訳ではなく、ただ単にひとりでやるよりも家族と一緒に出来た方が幸せだなとわたしは感じています。
不動産の勉強会でも、Twitterでも、本当によく耳にする言葉が「家族の理解が得られない」「ご両親(パートナー)と一緒に出来ているみゅうさんが羨ましい」です。
でも勘違いしないで頂きたいのは、最初から簡単に一緒に投資が出来た訳ではないということ。

「あなたがどんな勉強をしているのか聞いてみたい」

わたしの両親は自分達の老後資金をしっかり確保して、子供達(兄とわたし)に迷惑をかけないようにと節約をしたり、家計管理を頑張って来たふたりです。
年金もあるとはいえ、少しずつ減っていく通帳残高を不安に思いながら、独身貴族の兄と出戻り娘のわたしの老後の心配までしていました。
その老後資金を多少なりとも不動産に費やすというのは、相当な決断でもあったと思います。

慎ましく老後を生きようとしていた両親を不動産投資の道に連れて行くのはとても大変でした。
でも、まずわたしが勉強をして、それを分かち合い続け、行動し続けたからこそ、両親も興味を示してくれ、わたしの学んでいることを勉強してみたいと言ってくれたのです。
家族が最強の協力者となり合えている今を生み出したのは、家族の幸せな未来(目的)を描いて分かち合ったこと。
そして、間違いなく「一緒にやりたい」という思いから始まっています。

スタートは分かち合うこと

もしもあなたが「本当はパートナーにも投資を理解してもらえたら」とか「家族の協力が得られたら早められる」とお考えだとしたら、なぜそれを相手に伝えないのでしょうか。
断られることが怖い、否定されたくない、間違った知識で「投資はギャンブル」と思い込んでいる等、様々な理由を盾にしているでしょうか。
ではなぜ、そもそも投資をしているのでしょうか。
幸せで豊かな家族との未来を得るためという人が、わたしの周りでは圧倒的に多いです。
その目的は相手に受け入れられない理想なのでしょうか…違うと思います。

わたしは出会った最初から、パートナーには思い切り描いている未来を分かち合って来たし、彼にも描いてもらえる質問をして来ました。
それをすることは、拒否される可能性もありました。
でも、あなたの考えていることは、言葉に出して伝えなければ相手には伝わりません。
相手の考えていることも、きちんと向き合って本人の言葉で確認をしなければ、ただの解釈のままです。
相手を信じて分かち合うことこそ、あらゆる場面において最も重要なことだと、コーチの視点からも強く感じています。

さて、次回は「3年間の婚活でこだわり抜いたこと」についてお話してみようと思います。
乞うご期待…??

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