【自習9】文章力よりもずっと大切なこと、読まれるnoteにするために<「書く」でクリエイターになる>
読まれるnote、いいコンテンツに必要なものは構成力。
構成力に乏しいライターは読まれる文章を書けない。
たとえ文章力があっても、いいコンテンツを作ることはできない。
この記事は、世界的ベストセラー『嫌われる勇気』をはじめ数々の名著、ロングセラーを執筆してきたライター古賀史健さんの「取材・執筆・推敲――書く人の教科書」を教科書に、文章を書くだけのライター から コンテンツをつくるクリエイターになること目指す人のための記事です。
この記事がカンタンにわかる3つの問い
意匠(デザイン)と構造(ストラクチャー)とは?
それが気になる方はこの記事の続きをご覧ください。
文章力よりもずっと大切なこと = 文章の構成力
読まれるnoteをつくるために、文章力より大切なのは構成力。
その構成力は意匠(デザイン)と構造(ストラクチャー)からなり、その2つの要素のバランスを取ることが大切だ。
つまり意匠(デザイン)が製品や建物などの見た目に関する要素を指し、構造(ストラクチャー)はその製品や建物の物理的な構造や設計に関する要素を指す。
意匠は製品や建物を美しく見せるために安全性や耐久性などを犠牲にすることもあるが、構造は安全性や耐久性などを重視するために意匠、つまり見た目を制限してしまう場合がある。
例えば、アップルストアのガラス張りの店舗は、デザイン面ではすばらしいものだが、それが地上30階建ての高層ビルにあるとすればどうしても安全性や耐久性が優先されることになる。
いくらデザインがよくても全面ガラス張りの建物の30階では、そんなところでは安心して買い物ができない。
文章の場合、書く分量が多くなればなるほど、意匠(デザイン)よりも構造(ストラクチャー)が重要になってくる。
構造を設計できないとうまい文章が書けても長い文章は書けない。
書いたとしてもグラグラの崩壊寸前のコンテンツになってしまう。
【次回】読まれるnoteの構造とは?
じゃあその読まれるnoteに必要な構造とは具体的になにか?
そのひとつが、この約1年noteを書き続けてきた中でカタチづくってきた【アウトライン】→【テーマ(3つの問い】→【コンセプト】です。
このnoteのメイン企画の書籍紹介はほとんどこの構成でつくっています。
例えば、書籍紹介系の中でもっともスキ❤をもらった「君のクイズ」という取り扱ったこの記事で言えば、意匠(デザイン)は主に次の3つ。
・直木賞を受賞した小川哲さんによる本屋大賞ノミネート作品
・クイズブームの中のクイズ小説
・”天才”の作り方というキャッチーなタイトル
でもこの記事のコアな要素はそこよりも【アウトライン】→【テーマ(3つの問い】→【コンセプト】の構造です。
この構造に関してはこのマガジンの次回以降の記事でもっと掘り下げていきます。
このマガジンは?
1100万部超! 世界的ベストセラー『嫌われる勇気』をはじめ数々の名著、ロングセラーを執筆してきたライター古賀史健さんの「取材・執筆・推敲――書く人の教科書」を教科書に、文章を書くだけのライター から コンテンツをつくるクリエイターになることを目指しています。そのためのマガジンです。
*プロフィール記事
AIを使えばクリエイターになれる。 AIを使って、クリエイティブができる、小説が書ける時代の文芸誌をつくっていきたい。noteで小説を書いたり、読んだりしながら、つくり手によるつくり手のための文芸誌「ヴォト(VUOTO)」の創刊を目指しています。