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地域おこし協力隊から「まいぷれ事業」で起業した理由と叶えたいこと

地方において地域協力活動を行い、地域を盛り上げることやその地域での定住・定着を目的とした地域おこし協力隊。
その活動を経て、地域活性化事業を立ち上げた女性起業家のエピソードをご紹介します!

現在地域おこし協力隊として活動していて、将来の進路について考えている方にご参考いただける内容になっています!


こんにちは! まいぷれ本部の佐藤です。

2009年度に開始された地域おこし協力隊制度。
隊員数は2021年度でついに6,000名を突破しました。過疎地域等での地域課題に向き合う人材として多くの隊員が活躍しています。
行政と連携し、地域と近い距離で活動ができるという点で、移住を考えたり何かに挑戦したいという方が多く利用されています。
受入れ団体(自治体)としても、任期満了後の地域への定住・起業といった期待をして隊員を受け入れている現状があります。

その一方で、実際に隊員の方々が任務にあたるうえでは課題を抱えるケースもあります。活動に制限があったり、なかなか思い通りにいかなかったり……。
また、お悩みの声が多いのが地域おこし協力隊の後の進路です。地域に残って就職をするのか、起業をするのか、はたまた別の道を選ぶのか。

今回は、そんな地域おこし協力隊での活動を経て、その地域を活性化させる「まいぷれ事業」で起業した女性に迫ります。

パートナー様プロフィール

株式会社あいをん 魚野ルミ様
(元新潟県村上市地域おこし協力隊員)
元々、地元の五泉市で英語教室やお菓子教室を運営されていた魚野さん。2人の子どもの自立をきっかけに、自分自身も全く新しいことを始めようと考えられました。
そんな時にたまたま見つけられたのが新潟県村上市の地域おこし協力隊員募集ページ。その日のうちに応募し、数週間後には入隊が決定したそうです!
新潟県出身ではあるものの、村上市には縁がなかった魚野さん。
どのような活動を経て、「まいぷれ事業」での独立起業を決意したのでしょうか?

地域おこし協力隊の活動について

―地域おこし協力隊の活動内容を教えてください。

与えられたミッションがあり、その枠組みの中で自分自身の裁量により動く形が多いと思います。
私は、情報発信と関係人口拡大につながる活動を行ってきました。

―地域おこし協力隊だからこそできたことは何ですか?

やはり地域の方々と近い距離で、一緒に地域を盛り上げる仲間として見てもらえるのは大きかったですね。
ビジネスパーソンとして関わるのではなく、「みんな親戚!」というイメージでした。笑
そのおかげもあって、焼き畑を経験させてもらったり、ウサギ狩りの経験をさせてもらったり、地域おこし協力隊じゃないと経験できないだろうことをたくさんさせてもらいました。

―地域おこし協力隊で苦労したことはどんなことがありますか?

公務員なので、活動の中で一定の制限はあります
とにかくアクティブに活動したい私にとっては、縛りが大きいと感じていました。
実際、私自身はできる限りがむしゃらに活動していたのですが、逆に体の心配をされて動きを制止されることもありました。笑

お給料も決まっている中で、動きに制限もありますから、地域おこし協力隊に入った時とのギャップを感じる人は多いみたいですね。

地域おこし協力隊ではない形でやりたいこと

―地域おこし協力隊の方は、任期を終えた後どういった道に進む方が多いですか?

自治体によっても変わりますが、任期は大体1年~3年間です。
その先は、全く違う仕事を見つけて就職する人もいますし、ワーキングホリデーに行く人もいますし、自由に働きたいという人が多いですね。

―そんな中で起業を決められたんですね。行う事業はどのように選んだのでしょうか?

村上市内の倫理法人会で繋がりのあった方々が、地域活性化の事業として注目されていたんです。それが「まいぷれ事業」でした
お互いを知っている関係があったので、そこから「やってみたら面白いんじゃないか?」と声をかけてもらったのがきっかけですね。

実は、地域おこし協力隊の活動をする中で、自分でも1年間ほどで退任して地域商社を立ち上げたいと思っていたんです。地域が力をつけていくには、地域内で地域のものを回していく必要があると思ったので。
「まいぷれ事業」はそれにぴったりだと思いました。
地域の魅力の発掘・発信をすることで、地域のお店さんや事業者さん、暮らす人々の中でお金が循環し、お互いに事業も継続・拡大できますし、地域を盛り上げることもできる。

また、地域おこし協力隊の活動で培った地元の繋がりを継続していけるのも決め手の1つでした。
地域内でのこの肩書は信頼に繋がっていると思います。

―今後は「まいぷれ事業」の活動を通して、どんなことを叶えていきたいですか?

新潟県最北の地で、インフラに弱く、高齢少子化の進む村上ですが、良いものがたくさんあります。
例えば、堆朱(ついしゅ)やしな布といった文化が、生活の中に生業として存在しています。

そんな村上の中の良いものを、しっかりと価値をつけて販売するお手伝いをしていきたいと考えています。
そして、まずは経済を回すことでより豊かな地域にしていきたいです。

―ありがとうございました!これからの更なるご活躍を楽しみにしています!


まいぷれ事業って?

ここまでお読みいただきありがとうございました。
魚野さんが事業として選ばれた「まいぷれ事業」について気になる方は、ぜひ下記記事もご覧ください!

▼サクッと知りたい方はこちらの記事を

一言で言うと、まいぷれ事業は
「地域の魅力発掘・発信をきっかけに、店舗の経営支援や自治体と連携した地域課題の解決に取り組んでいる事業」です。
本部である株式会社フューチャーリンクネットワークが培ったノウハウを生かし、全国150社以上のパートナー社がそれぞれの地元で活動しています。

印刷事業や電気工事業など、もともと地域密着で事業をされていた法人内の1事業部として「まいぷれ運営」をしているケースもあれば、地元へUターンすることをきっかけにした新規の独立開業で運営開始したケースもあります。
さまざまな背景を持った方々が参入されています!

▼運営パートナー社の活動インタビューはこちら

▼自治体連携による、地域の課題解決事例


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