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なぜ私たちは “旅するライター” なのか

こんにちは!
myProductライターの原です。

直近2回の投稿では、河合から「CRAFTRIPの現地滞在取材ってどんな感じ?」と題して、私たちの地域滞在の様子をお伝えしました。
今回は、私から「地域に滞在するメリット」についてお伝えしたいと思います。

実際に1カ月近く現地に滞在して取材を行うCRAFTRIPですが、そのメリットは大きく3つ。

1つ目は、「コンテンツに深みを出すことができる」ということ。
企画から取材の実施、記事の執筆・動画の編集となると、確かにコンテンツ制作は長期にわたります。
しかし、取材自体の多くは、単発で終わるものも珍しくなく、正直なところ1カ月近く地方へ滞在せずとも記事を成立させることはできます。

それでも、私たちがCRAFTRIPの制作をするにあたり、現地に長期的に滞在する理由は、地域の特性や、そこに住む人の思いや情熱を知り、バックグラウンドを理解したうえでコンテンツの制作をしたいと考えているからです。

そこで暮らす人にとっての“スタンダード”とはどんなものなのか。
「県民性」という一言では言い表せない特徴はあるのか、そしてそれはどんなものなのか。

実際に現地の方と同じ目線になってみないと見ることのできない景色というものがあるはずです。
地域と事業者に密着したメディアを実現するためにも、私たちはWeb上にある情報だけで判断せず、自分たちの目で見て感じたものをコンテンツの軸として置いています。

2つ目は、「話しやすい環境を用意することができる」ということ。
初対面の人の前で話すのは、誰しも緊張するもの。取材を受けるにあたって、ボイスレコーダーが目の前に置かれていたら、なおさら緊張するのではないでしょうか。

そのような状態でも取材を進めるために、相手の緊張をどう解くのかというのがポイントの1つになってきます。

相手の笑顔を引き出すのも、私たちの仕事です!

例えば、アイスブレイクで「○○のあたりに宿を借りて滞在しているのですが、どこかおすすめのお店はありますか?」とお伺いするだけでも、“地元トーク” で親近感を抱いていただけたり、結果として緊張を解くきっかけにもなったりします。

また、取材先は町のどのあたりなのか、周辺には何があるのか、ほかの地域とどれくらい離れていてどんな違いがあるのか……
長期滞在して、各地を周ったからこそ得られた情報を知識として持っておくことで、会話の幅も広がり、相手から信頼感を得ることにもつながります

話しやすい環境を用意するということは、そうしたちょっとした心がけの積み重ね。そのための材料は、滞在すればするほど増えていくものです。

3つ目は、「第三者だからこそわかる魅力を発見できる」ということ。
滞在取材をする上で、これが一番大きなメリットだと思っています。

かすみがうら市の滞在を例に挙げるとすれば、目の前に広がる霞ヶ浦の美しい景色、そして水平線上に沈んでいく夕日を眺めることができるのは、その土地に住む方の特権であると思いました。
その他にも、私が学生時代を過ごした大分県別府市は、多くのマンションに温泉がついていたり、一軒家であれば蛇口をひねると温泉が出てきたりしました。

霞ヶ浦の水平線上に夕日が沈むところ

正直、どれもうらやましい限りの話ですが、現地の方にとってはこれが日常であり、わくわくするようなものではないようでした。
そのため、「うちにはこんないいところがある」と発信するまでに至らず、良くも悪くも、日常に溶け込んでしまっています

このようにして、地域の特性を理解しつつ、第三者だからこそ発見できた魅力を、地域外、そして地域内に発信していくことが私たちの役目
そして、これが私たちがつくる、旅する地域共創ジャーナル「CRAFTRIP」の魅力であり、特徴であると思っています!

これからも、滞在取材を通して、まだ知られていない地域の魅力を発掘・発信していきます。
引き続き、応援よろしくお願いいたします!

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