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なぜ文字だけで相手を傷つけてしまうのか
4回目の投稿です。
今回は、日々メールやチャットのやり取りをする中で感じたことを文章にまとめてみたいと思います。
◾︎ 文字だけのコミュニケーションは誤解を生みがち
この投稿をしようと思ったきっかけは、
在宅勤務が進む中で「顔が見えない中でのコミュニケーションってしんどいし誤解を生みやすい」ことを改めて実感したからです。
というのも先日私が送ったチャットをきっかけに、先輩から画面をスクロールしないと最後まで読めないレベルの長ーい返信を受け取ってしまったのです。
内容は仕事量の多さや部署に対する愚痴、自分たちの仕事ぶりの正当性…
と盛りだくさんだったのですが、その先輩とは普段から他愛もない会話をしてくれる関係だったので、私の些細なチャットに対してそこまでの反応が来るとは思ってもみませんでした。
そして、私には解決できないことを長文で受け取ってしまい、「どうしたら良かったのか」とその日はかなり落ち込みました。
これはほんの一例ですが、これまでも受け手として悲しい思いをしたことが度々あります。
色んな職場でこうした些細な傷つけあいや誤解が起こっているのであれば、これ以上お互いが傷かないコミュニケーションの実現に向けて考えを整理してみたい。
そう思ってこの投稿をすることにしました。
◾︎ 伝え方の問題点
今や文字だけのコミュニケーションは日常的なのに、何故未だに相手を傷つけてしまうのか。
また、自分の悪口を言われたわけではないのになぜ傷ついてしまうのか。
伝え方の問題点を大きく3つに整理してみました。
・①感情のままに送信しているから
・怒りのままに文章に書いてしまう
・課題意識を強く感じているが故に
思いを詰め込み過ぎてしまう etc
感情的になったままだと冷静さを失って大人げない文章になりがちです。
送る前に少し冷静になって、本当は何を伝えるべきなのかを考え直す時間が必要です。
・②文章表現に問題があるから
今までの経験を振り返り、受け手を傷つけかねない表現ポイントを整理しました。
・文字量
少なければ冷淡・投げやりに感じる
多ければ理詰めで責められたように感じる
(お疲れ様です。のひとことが
意外と安心材料だったりします)
・口調
あおり口調
間違いを指摘する国会議員口調
(受け手は反論の余地すらありません)
・返信スピード・返信時間
怒りのままに即座に返事を送る
夜中に返信する
(受け手は朝から憂鬱になります)
この3点を注意するだけで、受け手の印象は大きく変わると思います。
・③ツールが適していないから
超個人的見解で、各ツールを整理してみました。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/56548433/picture_pc_b7ae2ccc8cd8a9af7ec174dde42ab4f5.png?width=1200)
要は、伝えたいことのによって適切なツールがあると考えています。
そして、ツールの選び方は返信の頻度・緊急度・重要度・文章量にあわせることがポイントです。
改めて考えると、先輩にはじめから電話や対面で話をしていれば絶対に怒りは買わなかったはずです。
あるいは、先輩から受け取った長文がチャットではなくメールだったら、私はあまり落ち込まなかったのかもしれません。
・伝えたい内容に応じてツールを活用する
・誤解が生じた時は、すぐ直接対話する
これで少しでも相手に合わせた伝え方に、近づくことができるはずだと考えます。
◾︎ 言葉は刃物
突然ですが私は名探偵コナンが好きです。笑
数々あるコナンの名言の中で、今でも思い出す言葉があります。
「言葉は刃物
使い方を間違えると質の悪い凶器に変化する
相手の心を察して慎重に使わねばなりません
たとえそれがどんな相手であろうとね」
大げさですが、言葉は伝え方次第で凶器にもなります。
だからこそ、信頼関係をしっかり築いた上で、相手の性格や状態に合わせてコミュニケーションをとることが、お互い本音で話し合える関係の第一歩を踏み出せるのだと思います。
◾︎ 終わりに:受け手には感情がある
チャットやSNSで気軽に連絡をできることが当たり前になった今、表現次第で受け手に誤解を与えかねません。
また、SNSでは匿名性を良いことに誹謗中傷する事件も数多くあります。顔や名前も知らない相手から心ない言葉を受け取る苦しみは計り知れません。
大事なことは、顔が見えなくても受け手にはしっかりと感情があるということを忘れないこと。
だからこそ自分都合な言葉で伝えないこと。
こんな時代だからこそ、まずは目の前のコミュニケーションから少しずつお互いを理解していきたいし、しっかり向き合っていきたい。
そう考えています。
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