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ひび

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ひびのこと 日記未満、だいたい1日1更新。
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#演劇

京都で集まって、つくる、場

京都で集まって、つくる、場

あちらこちらにいったりきたりすることがお金になってくれたらいいのになあとずっと思っている。

演劇は、留まって、集まって、つくる、から、移動と相性がよい。移動した先々で、その土地の人たちと集まって、つくることができる。でもそれがお金になるのかと言われるとなかなか厳しい。

集まって、つくる、ことがすきだから、構造だけ用意して集まった人たちとなにかをつくる、というパフォーマンスをいろんな場所に持って

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豊岡演劇祭2023なう

豊岡演劇祭2023なう

先週から兵庫県豊岡市にて開催されている豊岡演劇祭2023にアーティストとして参加している。

自分たちのパフォーマンスは今週末なので、今日はリハーサルをしたり他のアーティストの公演をみたりして過ごした。

昨日の夜に京都から豊岡市の江原駅にやってきて、1か月前に来た時は夜は真っ暗人っ子一人いやしないみたいな感じだったのが、駅前ではナイトマーケットなるものがやっていて、地元の飲食店がキッチンカーやら

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『自分のため』からもれ出たもの

『自分のため』からもれ出たもの

昨日はTwitter(現X)で知り合った写真を撮っている方と京都の夜市的点心酒場 好 ハオでご飯を食べた。

同い歳で普段は関東で会社員をしながら、休日に写真(主に人)を撮っているらしい。

「どうして人を撮るんですか?」

「散歩をしながら、話をしながら、撮影するのがすきなんです」

というような会話をした。

人と風景を切り取った写真そのものではなくて、写真ができあがる過程に楽しさがあるようで

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風景が風景を受容する

風景が風景を受容する

大阪のフェニーチェ堺で幻灯劇場 音楽劇『鬱憤』をみてきた。

感染症流行下のわたしたちの不安を描いた群像劇。

演劇は、基本的に目に見えないものを目に見えるものをつかって観客といっしょに見ようとする行為、だと思っている。

舞台上にある有限のもの、それをみる有限の観客が、目には見えない記憶だったり感情だったり、この客席にいない人のことを見ようとしたりする。(見えてしまう)

それが、演劇の面白いと

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