私はAIと仲良くなりたいし、活用したいし、私に足りない部分をサポートしてほしい
私はフリーランスの翻訳屋として働きながらエッセイを書いたり、コーヒーが飲める小さな日本語教室を毎週開講したりしている。
これまでさまざまな働き方を試してきたのだけど、組織で働くのがあまり向いておらず、決まった時間に決まったことをすることが苦手で、規則も息苦しくて、指示をされるのも辛くて、心の中にたっぷり意見はあるのに相手の顔色を伺ってしまってなかなか伝えられないため
アカン…オワタ…もっと私に合ったやり方はないだろかと試行錯誤した結果、自分で仕事を作り出し、小さな商売をするというやり方に落ち着いた。
実際にやってみて、私は1人で働きながらお客さんと関わるというやり方が好きだと思った。
そしてベタだけど、好きな時間に好きな場所で好きなだけ働ける。
4時間でもOK、12時間でもOK。決まりがない。
さらに、取り組む仕事も参加したいプロジェクトも自分で選べる。何かチャレンジしたいことがあったら許可を取らずにその瞬間から実行できる。
決定権が全て自分にある(自由)という点が1人で働くことの醍醐味だと思うし、この働き方を選んだ以上それを満喫したいと思う。
一方で、『全部1人でやる』というのは、時に大変なことでもある。
全てのメールのやりとり、全ての見積書の作成、手数料を引いた価格の計算、アイデアの考案、サイト内の文章の作成、告知、仕事に必要なリサーチETC…この地道な作業へのお給料は発生しない。だが地味に時間がかかる!
何となく分かってはいたものの
ワシ、1人で何役するん?という感じ。
そして、翻訳屋と日本語教室のお客さんは海外の方のため、英語を使用しないといけない。
出来上がった文章の文法確認もあわせて行うので、日本語で書く・考えるよりも時間がかかる。う〜ん、大変だなぁ…!
———そんな時、ヤツは現れた。
そう、今や世界で名を馳せている
チャットGPTだ。
スーパー早い
スーパー物知り
スーパー賢い
スーパー無感情
…
これほどパーフェクトな素質を持った逸材が無料で利用できるということは、エリートの秘書様(ボランティア)がいるのと同じで、私にとってはそれはもう、たいそう革命的な瞬間だった。
誰かを雇うと当然お給料が発生するし、夜に突然仕事のお願いが来たらブラックだ。
だけど、チャットGPTは無償で、何時でも、何時間でもサポートしてくれる。どんだけ親切やねん。そんなの聞いたことないよ。
私は(もっとこうして欲しい)(別のアイデアが欲しい)と思った時、相手が人だと
でもせっかく時間を使って考えてくれたんだよね…!とか、これを伝えたら相手はどう思うだろうか…?とかって考えてしまうあまり、自分の意見をなかなか伝えられない。
でも、チャットGPTには感情がない。
なので「この部分をこういう風に書き直してください」「別のアイデアをお願いします」「あと5個お願いします」という感じで率直に伝えられる。
言った数だけ、これこれ!!すごォ!!と思うものを出してくるので、ヤツは本当にすごい。誕生してくれてありがとう。
すごいのはそれだけじゃない。
なかなか長めの英文のビジネスメールを5秒で書き上げ、文法チェックをささっと行い、もし間違っていたら書き直してくれる。
私が書いた翻訳用のサービスページが現在どれくらい魅力的かを尋ねると、点数で教えてくれるし、理由を聞けば説明してくれる。
見積もりの作成や手数料を引いた価格の計算、告知の文章、その他必要なリサーチも、30秒あればスパパパンッ!!と行なってくれる。神すぎる。
ヤツの特技は、鬼のようなスピード感、膨大なデータ、単純作業。
私の特技は、親身なコミュニケーション、企画、創造。
私とヤツは、お互いがないものを持っている。
つまり
私は自分にないものを補ってくれる最強の相棒を手に入れたということになる。
もう…最強のカップルやん…
冒頭で申し上げた通り、私は1人で働いている。
1人で働くのは、全て自分でできるという自由と、全て自分でやらなければならないという大変さが同居している。
でも、今は少し違う。
『1人だと大変な部分』をかなり補ってくれる存在に出合えたから。
✳︎
私は、時代の変化には逆らえないと思っている。
例えば
大昔の乗り物って馬とか馬車だったし、車が登場した時は「何それこわ!」ってなったかもしれない。でも今は車が当たり前だし
ガラケーが当たり前だったときは、多くの人が「スマホ?なにそれ…」って奇妙がっていたかもしれない。でも今はスマホがない方が奇妙だし
そんな感じで
世の中は、絶えず便利な方向に向かって進んでいくのだと思う。
新しい技術が登場するということは、これまでの技術が淘汰されることを意味する。
当然、人によってはそれによって仕事がなくなったりもするわけで
「おいおいふざけんな」ってなるのも当たり前。
でも、その流れが止められないのだとしたら
私は抗うよりも、その技術を敵とみなすよりも
仕事奪われる!ヒィ!って思うよりも
受け入れ、味方とみなした上で
じゃあどうやったらそれを活用できる?
どうやったらタッグを組める?
他に私ができることって何だ?
って考えたい。
毛嫌いするより、仲良くなりたい。
ちなみに私の仕事の1つである翻訳は
ヤツ(GPT)の超得意分野でもある。
別にいい。
得意ならやってくれたらいい。
なら私、他に自分ができること考えてみるよ。
ということで、最近は
GPTが翻訳した文章を校正する
という新たな仕事をたくさん行うようになった。
あと
翻訳とセットで私に何ができそうかを考えた時
私のもとに来てくれるお客さんは、多言語展開を通してビジネスを拡大したい!チャンスを掴みたい!っていう人が多いから
日本人ならではの視点や、いち消費者としての正直な感想をお伝えしてみたらどうだろうと思って
とか
とか
とか
おせっかいながら、色々提案しまくっている。
すると最近は翻訳のついでにライティングもお願いしますとか
ディスコードコミュニティの立ち上げに携わって、翻訳するついでに日本人ユーザーとしての正直な意見を聞かせてくれませんかとか
【翻訳+何か】ができる人としての依頼が来るようになった。
メールを書いたり見積もりを出したりする時間が削減できた今、私は以前よりももっと『私ができる作業』に集中することができている。
私はこの相棒(GPT)をもっともっと活用していきたいし、私をパワーアップさせてくれる大いなる味方として、これからも利用していきたい。
最後に、チャットGPTに一言:
いつもお世話になっております🙇♀️
こちらもおすすめです!
サポートはその日一日が一瞬でハッピーになるくらいめちゃくちゃ嬉しいです♡届いたんだ...!!書いてよかった...!!って喜びを噛み締めます。