2分で読める子育てエッセイ№848『しょうもない小競り合い』
ある日の朝、卵かけご飯を食べようと準備していたら、ダンナがメッチャノリノリで、海苔を手でバリバリちぎり始めた。時間のない朝に優雅ですこと。そしてしばらくのちにいい顔して、小4の息子イチを呼んだ。
「おーい! 朝ご飯食べるぞ~」
すると、朝から機嫌の悪い息子が、のそのそとやってきてたタイミングでダンナが、こう言った。
「どうだ~! イチの顔に似てるだろう?」
それを見た中1の娘がマイルドにツッコんだ。
「え? なんで髪が一部ないわけ?」
それにダンナがいい訳した。
「バサバサの寝癖に三角眉毛、二つの目の下に口なの」
でも、ワタクシにはこう見えた。
「鼻の下のぴょんとした髭に、顎髭なの? 立派な髭をはやして笑ってるじゃーん。え? オデコの点は何かって? 今オデコに貼っている絆創膏でしょ?」
一体どのあたりが髭だ、いやそのヘアスタイルはどうなん、眉毛が1つって変だろうと、どっちが上なのか下なのかと、朝からしょうもない小競り合いをしていたら、息子が冷静に一言こう言った。
「美味しかったら、どっちでもいい」
うそ~ん。
ここでまさかの正論。
それって「どうでもいい」ともとれるんですけど。
息子は犬も食わぬ夫婦喧嘩をほったらかしで、卵かけご飯をバクバク食べ始めた。
朝からテンションの低い息子に笑ってもらおうと、やってることなのにな。
ちぇっ。
髭つながりで、しれっとPR
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