2分で読める子育てエッセイ№428 『そのご褒美食べてみた~い!』
月曜日の朝の恒例
「学校に行きたくな~い」
と、小4の娘が着替えながら、いつものフレーズをつぶやく。
娘が言うには、制服の上着の袖にスイッチがあるらしく
「体がだんだん重くなるの」
という。
ワタクシ、実際に一人一人アンケートを取ったことはないけれど、月曜日の朝、会社や学校、他自分の好きなこと以外のお出かけの方のほとんどが、一度は同じフレーズをつぶやいていると思っている。
モチロンワタクシもその昔、つぶやいていた一人。
すると、娘が突如、いい顔してこんな事言い始めた。
「そりゃあね、月曜日の給食のデザートがレアもののゼリーとかだったら、全然話は違うよ。」
いいぞ!
「この間の3色ゼリー。あれとっても美味しかったよ。買ってもらおうと思ってスーパーで見たんだけど、同じものが並んでいなかったの!」
そう言えば、同じメーカーで作っている物があっても、給食とは容器も違うし、全く同じものを見かけない。
給食オリジナルなのかしら?
「ね!学校に行った人しか食べられない、ご褒美だから、休んだ人とか、大人は食べられないの。今日の給食は何かな~」
さっきまでの表情とは打って変わって、めっちゃ足取り軽く出かけて行った。
「大人は食べられないの・・・」
そういわれると、気になって仕方ない。
今日のデザートをメニューで確認した。
「・・・無い。今日はデザートの無い日。」
機嫌を取り直して出かけていった娘がちょっぴり不憫になった。
せめて、おやつくらい なんだかの美味しいものを用意しとくか。
サポートありがとうございます! 迷わずお菓子を大人買いしますよ?怒りません? ありがとうございま~~~す ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ