2分で読める子育てエッセイ№320 『もっとたくさん買えるようになった。とほほ』
休日、久しぶりのいいお天気。家族で散歩することにした。
でも、子供達、タダの散歩にはついて来ない。
『おやつ買いに行こうか?』
魔法の言葉が必要。
これは散歩の定義に入るのか。悩む。
すると、準備している周りの様子を見て息子がこう言った。
『僕もリュックを用意する。』
え?何で?何入れるの?
『みんなカバン持っているのに、僕だけ何もないのが、かっこ悪い。
僕の水筒は?』
母が持っている。
『タオルとティッシュ』
母が持っている。
『え~っと』
全~部ある~!
『イチ(息子)はカバン要らないよ~。ピョンピョン飛んだり跳ねたり走ったり、忙しいじゃーん。』
どうせ、ワタクシの余計な荷物になるので、もう一回念を押してみた。
でも、決して息子は引かなかった。
仕方がないのでワタクシの荷物を息子のリュックに移し替える。
『うん。すっごくいい』
息子はいい顔で出発した。
『ワタクシは手ぶらでもいいのにな~。みんなが持ってくれればいいじゃーーーん。』
と、一時はリュックを置いて行こうかとも考えた。でも、それは買い物後、パンパンになった自分のリュックをみて、無謀だと思った。
娘、小さなウエストポーチ→小さい物しか入らない。
ダンナ、ショルダーバックに2~3個のエコバック。→しかも自分のおやつなので持って当たり前。スキに重い物を買うがヨイ。
『あと、このスナックどうしよう・・・』
と諦めかけていたその時、息子のリュックが目に付いた。
『これ~!!』
大きめのスナック菓子は、戦力外だと思われた息子のリュックにすっぽりと収まり事なきを得た。
また、ランドセルに慣れたのか、嬉しかったのか、息子は帰宅時までずっ~と背負っていた。
意外な戦力と成長した息子。
悪くな~い。
でも今日のお菓子代、いつもより多くない?息子のリュック分ほど・・・
あれ?あれれ?
悪く・・・ない?
サポートありがとうございます! 迷わずお菓子を大人買いしますよ?怒りません? ありがとうございま~~~す ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ