2分で読める子育てエッセイ№883『異様に続く「疲れ」』

ある日、中1の娘の異様に続く「疲れ」が気になり、ダンナのススメで病院で血液検査をしてもらった。
「貧血ですね。しんどかったでしょう？」
まさかの貧血。5月病ではなかった。

料理の工夫も必要だけれども、食事だけでは鉄分の摂取が難しいらしい。先生に処方された『鉄剤』を飲んで様子をみることになった。
お陰で娘の疲れも少しずつ、改善されているようでホッとする。

そこで初めてワタクシも貧血が気になり検査してもらうと、先生から驚きの声が上がった。
「えっ？　お母さんも貧血ですよ。いままで気がつかなかったの？」
ひょーっ！　疲れやすいのは年のせいだと思っていました～！
それだけではなく、寝不足のせい、ホルモンのせい、気候のせいだとあれやこれやのせいにしていたけれどいずれもハズレ！　見当違いもいいところだった。

これは随分前からではないかという先生からのご指摘にどんだけ鈍いのかと衝撃を受けた。こうしてワタクシも夕食後に、デザートとして『鉄剤』を飲むことになった。もっと甘くておいしい感じの薬にはならないのかな。

これまで貧血に全く気がつかず、メッチャ元気だと思って過ごしていたワタクシ。
身体の構造がよくわかるアニメ「働く細胞」を観ながら
「このキャラクターたちに迷惑をかけていたのか」
と反省した。

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