2分で読める子育てエッセイ№867『できれば自力で』
できれば自力でふつうにベットで寝てほしい、というささやかな願い。
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ある日の夜中、中1の娘に起こされた。
「お母さん、寝てるところ悪いんだけど、イチが子供部屋で寝落ちしているの。どうしたらいい?」
娘が心配しているのは小4の息子イチ。
明日は休日、好きなユーチューバーの生配信を観ていたところ、そのまま寝てしまったらしい。息子は娘に掛布団をかけてもらい、大の字で子供部屋のソファーで眠っていた。
130㎝を超える息子を抱えて2階に上がる? 上がらない?
ワタクシも寝起きでフワフワ中。部屋も寒くないし掛布団も掛かっている。
なにより寝顔が幸せそう。自力で移動してと起こすのもなんだし、もうそのまま寝かしておけばいいやと諦めた。
次の日、息子に寝落ちしたことを確認すると、照れくさそうに笑った。
「ちょーっと目を閉じたのは覚えている」
そして、お姉ちゃんに掛布団を掛けて貰ったお礼を言っていた。
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息子の寝落ち。それはたとえ夜中にたたき起こされることになろうとも、メッチャ続きが気になる夢を見ている最中だろうとも
「頭痛ーい。お水ちょうだ~い! 昨日部長がさ~、でね~」
などと、迷惑をかけたうえ、どうでもいい愚痴まで聞かされる二日酔いよりだいぶマシ。
むしろカワイイと思う親バカを再認識。
異議なし。
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