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2分で読める子育てエッセイ№837『ガーン!』

この春小4になる息子のプリント類を整理していたときのこと。
テストで何やら珍しいものを発見した。

よく頑張った100点と書かれているテストの点の横に、散々迷った様子で先生がもう1つの点を書きくわえていた。
「98点・・・かな」
何だこりゃ。テストを見てみると息子が「図工」を間違って「工図」と書いてしまっていた。
ザ・熟語あるある。上下間違えてる~。

先生も一旦は大きなマルをつけてくれたようだけれども、やっぱり△に訂正してあった。

分かる~。これ惜しいけど、正しくはないよね~。
先生のためらったその優しさに心がホッコリしていると、その点数のさらに横に息子が赤字でこう書いてあるのに気がついた。
「たしかに」
点数が引かれていることに納得した様子だった。

さらにもう1枚。テスト自体は丸がいっぱい。これもよく頑張っているね。と思ってみていたら、名前の欄に先生の字でデッカクこう書かれていた。

「ガーン!」

そう、息子は気持ちよく名前を書き忘れていた。
名前の書き忘れは「0点」と厳しく言われることはあるけれど、先生からのメッセージが、まさかの「ガーン!」
こんなレアなテストの名前欄、見たことない。

この春、担任の先生は、ちょっと離れた小学校に転任することに。
人気のある美人で優しい先生。お花もたくさん貰ったとワタクシ思ったので、ちょっと変わったものを用意した。
「先生、1年間大変お世話になりました。庭でとれたカプリコです」
カプリコイチゴ味を3つ、花束風にまとめて先生にお渡しした。
「おもしろーい!」
先生は爆笑しながら受け取ってくれた。

先生に最後の最後にお会いできてよかった。それはこんな呼び出しがあったから。
「イチ君、上靴忘れていましたよ~」
忘れ物の多い息子のお陰。こんな機会を作ってくれる息子に「忘れ物に気をつけなさい!」と言うべきか、どうなのか。

とほほ。


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