2分で読める子育てエッセイ【子供達が学校に行っているマニマニ】№33 『まだ顔を覚えて貰ってません』
小1の息子が週一で通っているサッカー教室は、練習時間は基本親が一緒にいなくてもOK。
でも、うちの子大丈夫かしらと心配する人、練習の様子を見たい人、おしゃべりや情報交換をしたい人は、見学するのも自由。
最近、幼稚園の年少の男の子マサ君が入ってきた。マサ君はまだヨチヨチの弟が一緒にきていて、寒すぎて、ジッ~と見学出来ない。しばらくすると、お母さんは弟を連れてどこかに遊びに行ってしまった。
休憩の時間、
「お茶飲んできて~」
と先生に言われ、子供達がそれぞれ保護者か、自分の水筒置き場に行ったときに、初めてマサ君が一人になった事に気が付いて動揺し始めた。
他の保護者の方が
「お母さん、どこかでマサ君の事見てるから大丈夫」
と声をかけると、すっごい不審そうな顔しながら自分のペットボトルを開けようとした。
ところが、お母さんが締めた蓋が固くて開かない。
こんどはワタクシ
「お手伝いしようか?」
と声を掛けたところ、頑なにそれを拒否した。いやーん。盗らないよ~。
すると、一緒に練習している年長のお友達が、
「僕が開けてあげるよ!」
すっごく爽やかに声を掛けたところ、めちゃいい顔してペットボトルを差し出し、事なきを得た。
帰ってきたマサ君のお母さんと、親切にしたお兄ちゃんのお母さんに、子供達の可愛いやり取りを伝えると、それぞれのお母さんから、
「まあ♡そんな事が?教えてくれてありがとう!」
と、とても感謝された。
でも、
「お手伝いしようとしたら、めっちゃ変な目で見られ、不審者気分を十二分に味わいました。」
とは とても言えなかったので、これは・・・カットで。
子どもの警戒心大事~。
その後
「イチ君のお母さん見てみて~」
と、いつも遊んでくれる小さなお友達に得意の変身ポーズを見せて貰い、
ちょっぴりささくれていたワタクシの心もヒーローにやっつけて貰った。
顔を覚えて貰うのも大事~。
サポートありがとうございます! 迷わずお菓子を大人買いしますよ?怒りません? ありがとうございま~~~す ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ