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2分で読める子育てエッセイ№563『お土産の極意』

いつも自宅用のお土産はちょっぴり目のワタクシ。

でも、お菓子の聖地(個人的な意見です)神戸のおいしいお菓子をた~くさん食べてみたい。
だって、おしゃれでおいしそうじゃーん。

そこで限りあるうっすいワタクシのヘソクリ。
宿泊をあきらめてお土産代にまわした。

焼き菓子あれこれ、チョコ、四角きんつば。
ホント食べるものばっかり。

今後しばらく、お茶する時間が豪華で超楽しみ。
 
すると休日の朝、フラッと両親が遊びに来てくれた。
ちょうど明日のお茶の時間にでも、お土産をもって突撃しようと思っていたからナイスタイミング。

もしかして、おいしそうなにおいがした?

珍しいお菓子を準備すると両親がものすごく驚いた。

「え? 神戸行ったの? ひとりで?」

ええ。もう、いい年なので一人で新幹線乗れますの。

土産話をあれやこれやと話しながら、これは珍しいとみんなでモグモグ。
 
「メッチャおいしい~。」

おいしいものは心が和む。
日本最古とか○○発祥の地とか、ここから世界へとか・・・特別感があり過ぎる神戸のお菓子は魅惑すぎ。

プリンタルト、四角いきんつば、サンキュー。


お茶とお菓子を十分に楽しんだ後、こんどは息子がワタクシの留守中の話をしてくれた。

「昨日ね、お母さんがいないからご飯を食べに行ったよ。」

あ! 焼肉食べに行ったって言っていた!
たくさん食べた? おいしかった?
一人だけいい思いをした罪悪感が薄れる。


「その帰りに飴どうぞ~って言ってくれたから、お母さんの分ももらってきたよ。はい!」
コロンと1つワタクシの手のひらにのせてくれた。
 
おうっ。
これワタクシのために?
 
今日一番のお土産は、間違いなくこれ~。


実は、神戸に行く前にお土産を何にしようかいろいろ考えた。

焼き菓子は~神戸の方が珍しくておいしいものが多いよね?
コーヒーは~日本最古のコーヒー屋さんが神戸にある。
調味料は~ワタクシも貰って困ったことが何度もあるから避けておこう。

そんなことを言っていたら全然決まらない。
どうしよう、なにかいいものは・・・
あれこれモヤモヤしていたのに、結局、お土産は気持ちなんだと気がついた。
お土産の極意を小2の息子に気づかされるとは・・・。とほほ。

ありがとう、イチ(息子)にもらったお土産は、もったいないので、食べずにおいておくね。
と感激していたのに、いつの間にか食べちゃった。
やっぱりお菓子はやめられない。

ほほほ。


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