2分で読める子育てエッセイ№436 『イメージは膨らみ、厄介です』
小1の息子と小4の娘がワクチンの接種をする事に。
今まで、注射の後にドーナツを買って帰る、いわゆるご褒美作戦が実行されているので、子供達はすっかりそのつもり。
「1個だけだよ?」
甘いと言われようが、ヨシとしよう。
注射に行かないと拒否されても困る。
さらに
「注射の順番は先がイイ」
と、姉弟間でちょっとモメる。
嫌なことは先に済ませておきたいらしい。
結局、泣かないだろうと思われるお姉ちゃん、息子の順がよかったみたい。注射を無事に済ませホッとした。
ところがその後、注射の副反応を見るために 待合室で待機中に 事件は起こった。
次に来ていた3年生位の男の子が、診察室に入った途端、病院中が賑やかになった。
「注射嫌だーー!」
あまりの声の大きさに、思わず振り返る。
「危ない!危ないから、動かないで~!」
続けて看護師さんの超焦った声。
「ぎゃーー!ギャー!ぎゃああああ!」
一体何をされているのか、こちらまで怖くなるような男の子の叫び声。
やっぱり、注射はいやだよね?
今まで、予防接種の時に 何度となく子供の泣き叫ぶ声は聞いたけれど、こんな絶叫は初めて。
でも、その後出てきた男の子は、意外とケロリ。
一体あれは何だったのか・・・とこちらが拍子抜けするほど。
大変失礼ながら、
「よかった~うちの子終ってて。」
ワタクシ、心底ホッとしてしまった。
この後に
「今から注射だよ~大丈夫だよ~」
って子供達を診察室連れて行けるか!
その後、
「ドーナツ?食べられるだけどうぞ!」
頑張った子供達に、気持ちよくご褒美ドーナツをごちそう出来たのは、
あの男の子のお陰。
さらに副反応も心配なところ。
「お母さん、ドーナツ食べるほうの手・・・ワクチンのせいで、手を上げるとちょっぴり痛い。まるで、筋肉痛の時に筋トレしているみたい。」
ゆっくりゆっくり、ドーナツを口に運ぶ娘の姿に 苦笑してしまった。
熱も出ず、その程度で済んでよかった?のかな?
次回も、このご褒美作戦で行こうと思う。
ただし、次回の予約も同じ時間と指定されていたので、あの男の子の後にならいように、早め早めに行くことにした。
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