2分で読める子育てエッセイ№638『約束してる~』
小2の息子が土曜日の昼過ぎから、友達と待ち合わせして遊びに行くと言い出した。
おおっ!
何時に?
どこで?
誰と?
「えっとね~、1時に学校の門のところで、同じクラスの○○さんと約束している」
それを聞いて安心した。
教えていなかったから仕方ないけど、一つ一つ覚えないと出来ないことだとはおもうけれど、一番最初はほんと、ひどかった。
それは2年生になったある日、最初に友達と遊ぶといった日のこと。
ワタクシ、とっても嬉しくなって息子にこう聞いた。
「何時に、どこで誰と約束しているの?」
すると、帰ってきた返事が
「○○さんと遊ぶ。待ち合わせ場所? 知らん」
うそーん。
それは永遠に会えないかも。
○○さんってどのあたりに住んでるの?
○○さんのお母さんの連絡先交換してたかな?
と、親の方がアワアワするような約束しか、してこなかった。
でも、回数を重ねること数回。いまやすっかり慣れてきて、親の方も安心して送り出せるようになった。
「いってらっしゃーい! しっかり、体力を削っておいで~」
息子の出かける後ろ姿を見て大昔を思い出した。今よりももっと、近所や同級生の人数が多かったワタクシの子供時代。
「○○ちゃんと、何時に公園で待ち合わせ」なんて言わなくても、自分のタイミングで出かけても、いつもの場所と言われる空き地に行ったら誰かがいたな、と。
なので、小2の頃のワタクシに今の息子のようにキチンと約束が出来ていたかどうか、メッチャあやしい。
あれ? うっすら自分のことを棚に上げている感がでてきた・・・ね?
しかも
「あと30分、延長して遊んでもいい?」
と律儀に電話してくる息子を、あの頃のワタクシがみてなんと言うか。想像してみたら、どう考えてもこう言いそう。
あの頃のワタクシ、
しーっ! それ以上、言わないで~!
自分のことを棚に上げている率、100%が確定した。
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