2分で読める子育てエッセイ№321 『え?知ってるの?』
週に一回木曜日は、全学年一斉下校の日。
いつもは小1の息子のお迎えがメインだけれども、小4の娘を驚かせたくて、先に出てきた息子と一緒に正門で張っていた。
『わ!びっくりした。待ってたの?』
うけけ。思った通りの娘のリアクション。悪くな~い!
帰り道、娘が給食の話をし始めた。
『今日の給食、何が残っていたと思う?』
ついさっき、先生から、給食当番の息子が皿にほうれん草のソテーを盛り付ける係で、
『「これめっちゃ楽しい~っ」って、すっごくいい顔で言っていましたよ~』
と、給食のメニューの裏を取ったばかり。
きっと給食で残っていたのは野菜のハズ。チョロい。
素知らぬ顔して娘にこう答えた。
『ほうれん草の何か・・・かな~』
すると、娘が残念!全然違う~という顔で、こう言った。
『今日の残った物、パンと牛乳。なんか張り込みの刑事セットみたいでしょ?』
昭和の香りがプンプンする答えを、平成生まれの娘が、令和3年の秋に言い放つ。
参った。あんたにはかなわないよ。
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