【ちっちゃいポワポワ　キンカチョウ・わが家にやってきてほぼ1年】20230705　「こーんな目で見ていた」

わが家の小鳥、キンカチョウ。
もうすぐわが家に来て1年を迎えるポワポワ兄ちゃんと、コッコ。

今、コッコは4回目の抱卵チャレンジ中で、ほぼ一日巣ごもり生活。

その間、ポワポワ兄ちゃんは1人時間が長いため、コッコの巣の周りをウロウロするものの、気が立っているコッコに時々当たり散らされている。

※

ある日、ポワポワ兄ちゃんの姿が見えなかった。

「あれ？　いつもはドアの上でまったりとしているか、水場周りで遊んでいるか、テーブルの上でご飯をたべているのにな」

ワタクシ、声をかけてみた。

「ポワポワ兄ちゃん、ポワポワ兄ちゃん」

いつもだったら
「ムッチュルチュ♪」

迷惑そうにでも、さえずるのに。

今日はなぜか10回声を掛けても、30回声を掛けても全然反応がない。

え？

ワタクシ超焦って、いつも遊んでいそうなところを全部見て回った。

ところが、ポワポワ兄ちゃんの姿がない。

何度もみて回った。

やっぱり、ポワポワ兄ちゃんがいない。

もしかして・・・
最悪の事態が頭をよぎった。

「ドアに挟まれた？　隙間に挟まって身動きとれなくなった？　台所の熱い何かでやけどしてしまった？」

青くなって下を探し始めたそのとき、ポワポワ兄ちゃんと、ばっちり目が合った。

「・・・。　ここにおったんかい！」

それは、元リモコン置き場。
なぜか知らんけど、小鳥たちはこの近辺がお気に入りで、落とし物がたくさん。リモコンが置けなくなってしまった。

仕方なく、リモコンをよそに移動させて、落とし物対策にキッチンペーパーを敷いたところ、小鳥たちが1羽ずつやってきてはモッチリと。小鳥のくつろぎの空間となってしまった。

「いやいや、ここさっきもみたよ？　そのときはいなかったよね？」

ワタクシが油断したせいか、見えにくい角度だったのか、ポワポワ兄ちゃんが上手くキッチンペーパーに紛れ込んでいたせいか、全然気がつかなかった。

いやいや、いまさらそんなことはいい。
ポワポワ兄ちゃんの姿を見て、ワタクシ心底ホッとした。

ところが、当のポワポワ兄ちゃん、ワタクシをこーんな目で見ていた。

「あ！　みつかっちゃった！　僕、上手に隠れてたでしょ？　だって、コッコが抱卵中で遊んでくれないんだモーン」

うそーん。
かくれんぼしている小3の息子と同じ目をしとる～！

その後、ポワポワ兄ちゃんが同じところに入っていくのが見えた。

そーっと覗きに行くと、ワタクシの気配を感じたのか、小さく、もっと小さくと、身を潜めていた。

もしかしたら本当にかくれんぼのつもり？

そこでワタクシ、同じところに何度も隠れる息子にかける、超喜ばれる、わざとらしいセリフを言ってみた。

「あれ？　ポワポワ兄ちゃんがいないなぁ」

これできっとポワポワ兄ちゃん大爆笑。

・・・知らんけど。