![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61936927/rectangle_large_type_2_a15855cb7a64622f5e115377ac7aa19c.jpeg?width=1200)
2分で読める子育てエッセイ№314 『お値段以上だったのに~』
先日、小4の娘と小1の息子と駄菓子屋に行った。
最近子供達が気になっているのが、1回およそ200円もするくじ。
近寄りたくもないのに、レジの横に目立つように置いてあるのが、また小憎たらしい。
『これ、やってみた~い』
やはり・・・。逃れられないのは分かっている。
見ると、箱の中から無数のタコ糸が出ており、中に入っているお菓子やおもちゃに繋がっている。それを引っ張る、というシンプルなものだった。
『まあ・・・やってみないと分からないよね?』
高い授業料だと思って、子供達に引かせてみた。
小1の息子・・・女の子向けのシール。
小4の娘・・・戦隊もののお菓子。
・・・ハズレ!
子供二人は微妙な顔をして、ブーブー文句を言い始めた。
くじってそうだよね~。
ところが前回、しょ~もない物を引いたので 懲りたと思っていたのに
『もう一回やる!』
と、言い出した。
『うそ~ん。またこれ~?』
断固拒否すると、一緒にいただんなが面白がってアオる。
『お父さんがおごってあげるから1回ずつやってみたら~?』
それなら問題なし。どうぞ~
小1の息子が、嬉しそうに、くじをひく。
するとまたもや、女の子物。
『やっちまった』
誰もがそう思った時、前回とは別の駄菓子屋のお姉さんから思わぬ言葉をもらう。
『あれ~?これは女の子物だね。これはやめておいて、もう一回ひく?』
まさかの敗者復活!
嬉しそうに、息子がもう一回引く。
『これも女の子物。嫌だよね?』
と一度ばかりか、もう一度、息子に再チャレンジするかどうか確認してくれる。
そんなの聞いたことなーーい
さらに、その後引いた娘にもまた
『これでいい?もう1回引き直しておく?』
もはや くじ ではなくなった。
でも、すっごく温かい対応をして貰って、家族全員、心をポカポカさせながら帰宅した。
『ただいま!』
と言った後、そのくじの景品の消息は不明。
折角いい話だったのに・・・台無し。
この記事が参加している募集
サポートありがとうございます! 迷わずお菓子を大人買いしますよ?怒りません? ありがとうございま~~~す ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ