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2分で読める子育てエッセイ№314 『お値段以上だったのに~』


先日、小4の娘と小1の息子と駄菓子屋に行った。

最近子供達が気になっているのが、1回およそ200円もするくじ。
近寄りたくもないのに、レジの横に目立つように置いてあるのが、また小憎たらしい。

『これ、やってみた~い』
やはり・・・。逃れられないのは分かっている。

見ると、箱の中から無数のタコ糸が出ており、中に入っているお菓子やおもちゃに繋がっている。それを引っ張る、というシンプルなものだった。

『まあ・・・やってみないと分からないよね?』
高い授業料だと思って、子供達に引かせてみた。

小1の息子・・・女の子向けのシール。
小4の娘・・・戦隊もののお菓子。

・・・ハズレ!

子供二人は微妙な顔をして、ブーブー文句を言い始めた。
くじってそうだよね~。


ところが前回、しょ~もない物を引いたので 懲りたと思っていたのに
『もう一回やる!』
と、言い出した。

『うそ~ん。またこれ~?』

断固拒否すると、一緒にいただんなが面白がってアオる。
『お父さんがおごってあげるから1回ずつやってみたら~?』

それなら問題なし。どうぞ~


小1の息子が、嬉しそうに、くじをひく。
するとまたもや、女の子物。

『やっちまった』

誰もがそう思った時、前回とは別の駄菓子屋のお姉さんから思わぬ言葉をもらう。

『あれ~?これは女の子物だね。これはやめておいて、もう一回ひく?』

まさかの敗者復活!

嬉しそうに、息子がもう一回引く。
『これも女の子物。嫌だよね?』
と一度ばかりか、もう一度、息子に再チャレンジするかどうか確認してくれる。

そんなの聞いたことなーーい

さらに、その後引いた娘にもまた
『これでいい?もう1回引き直しておく?』

もはや くじ ではなくなった。


でも、すっごく温かい対応をして貰って、家族全員、心をポカポカさせながら帰宅した。

『ただいま!』

と言った後、そのくじの景品の消息は不明。
折角いい話だったのに・・・台無し。

【保存版】note mymymama hanko7


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