2分で読める子育てエッセイ№733『ちっとも怖くなかったよ!』
小3の息子は、怖がりなのにホラーゲームの実況動画を観るのが好き。
夜になってそれを観ていると、ダンナに
「また夜中にトイレに行けなくなるぞ!」
と冷やかされているので、ダンナは以前、息子にトイレに道連れにされたことがあるらしい。
そんなカワイイ事件があったのかと、ワタクシその時、初めて知った。
※
ある休日の朝、息子に誘われて、ホラーゲームの実況動画を一緒に観ることになった。
ワタクシ、息子の後ろに陣取り、観ていたら画面に突然「バア!」とゾンビらしきものが出てきた。
すると、その瞬間、ソファーに座っていた息子がピョン!と飛び跳ねた。
「あれ? そのソファーそんな跳ねるほど、スプリングは効いていないよね?」
と思っていたら、さらに続けてテレビの画面いっぱい、ぐわっと赤く赤く染まった。
「ひょーっ!」
驚いた息子が、両手を広げて、飛べない鳥のようにバタバタし始めた。
その後も、仕掛けてくるものすべてが、製作者側の思うつぼ。もれなく反応する、息子の様子を見ている方が楽しくなってきた。
結局、ワタクシ最後まで、おススメされた動画の内容が1㎜も入ってこなかった。
※
あんなにビビっていた息子が
「ちっとも怖くなかったよ。お母さんは?」
と、訊いてきた。
「全然! もっと怖くてもいいね~」
と無責任な発言をしているワタクシ。どうせワタクシ怖い場面を見ることないし。
今後も「ホラーゲームの実況動画を観ている息子をみる時間」を一緒に楽しみたいと思った。
最近、ダンナと一緒に寝ている息子。
今夜はどうかな・・・。
うけけ。
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