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コロナの影響を受けた化粧品業界の今後の戦略

NewsPicksで気になったニュースのサマリと、個人的な意見を書きます。
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サマリ

コロナによりインバウンドが入ってこず、その点において影響を受けた。化粧品は空港免税店や市中のデパートなどで販売されているトラベルリテールの割合が各国で大きくなっている。

日本の場合も2.6兆円ある市場の10%近くがトラベルリテール領域。これが一気になくなってしまった。

今回は今後の化粧品業界での戦略について、アイスタイル社を事例に取り上げる。

また緊急事態宣言で、百貨店、ショッピングモールが休業になり、アイスタイルグループが運営する「@cosme STORE」も影響を受けた。

そもそもステイホームで在宅の時間が増えたこと、マスクで顔が隠れることで化粧品の需要が少なくなっている。

現在は@cosmeを軸に、化粧品ECサイト「@cosme SHOPPING」、化粧品専門店「@cosme STORE」、化粧品ブランド向けの広告サービスや、SaaS型のマーケティング支援サービスなどを複合的に展開。

7月からは「オンライン美容部員」プロジェクトを立ち上げた。緊急事態宣言が解除されて徐々に生活も元に戻りつつあるが、タッチアップの自粛や、テスターの使用制限などは続いている。

ただオンラインカウンセリングを行う人材不足も否めない。そこでアイスタイルは、グループ会社が経営する、アイスタイル・キャリアを中心として、各ブランドのオンライン美容部員の委託、育成サポートを進めている。

また事例や、ノウハウなどの情報提供を行うオンラインプラットフォーム「オンライン美容部員」を立ち上げた。

約600種類のブランドを横断して取り扱っているので、そこからお客様に提案できるがアイスタイルの強み。

まずは現在使用しているファンデーションと色番号を聞いて、それと比較して、このファンデーションは濃い、薄いと答えることができる。またお客様の要望を聞いた上で提案できる。

そのようにニューノーマルを模索する一歩を踏み出した。


ポイント

・コスメ業界もコロナの影響を受けた

・ニューノーマルに備えてオンライン美容部員を立ち上げた


所感

コスメの中にも、化粧水、乳液など朝夜のケアで使う基礎化粧品、外に出かけるときに使うファンデーションなどの化粧品まで幅広い。

確かに後者に関しては購入数は減っているかもしれないが、需要がなくなったわけではないと思う。

現に私はこの自粛期間中、1番お金を使った部分は「化粧品」だった。その中でも基礎化粧品の部分。理由は自粛期間中は、ファンデーションなどの肌の呼吸を止めてしまう化粧品を塗らなくなるので、その間に肌本来を綺麗にしたいと思ったからだ。

@cosmeは口コミ世代の、若者をターゲットにしているので、商品自体の単価も低いはず。そのターゲット層は、YouTubeを見たり、インスタを見て商品を購入するので、オンライン美容部員の需要はどれぐらいあるのかは疑問が残る。

そしてそこまで、詳細な違いと自分に合う色を探している若者はどれぐらいいるのだろうか。

マーケティン着次第では既存コスメも、コロナ下でも十分戦っていけるポテンシャルはあると思う。

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