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通話アプリで出会った人と4年間付き合っている話(出会い編)

海外人気作品『Love is Blind(恋は盲目)』の日本版として2021年にNetflixで配信されていた、恋愛リアリティー番組『ラブイズブラインドJAPAN』を覚えて人はいるだろうか。

この番組では、結婚願望がある男女がポッドと呼ばれる個室に入り、相手の外見が見えな状態で"声のみ"で交流を行う。ここで10日間以内に婚約を成立したカップルのみが対面をゆるされ、その後結婚式まで共同生活を行う。出会った後にお互いの深いところも知った上で結婚式の日に再度お互い結婚したいと思えるのかが問われる。恋は盲目とは本当なのか?を検証する社会実験的な企画である。

私はこの企画のような恋を4年前から現在進行形で行っている。
巷のマッチングアプリでの出会いとは違う、少し変わった出会いについて書いていきたい。

2019年の夏頃、私は通話アプリにハマっていた。
恋人を探しているとかでは全くなく、単純に話相手が欲しかった。
毎日仕事に行って帰ってくるだけの日々で、会社以外の人との関わりに飢えていた。

通話アプリは、適当に名前を決めて通話ボタンをタップするとその時ちょうど通話ボタンを押した人とマッチして通話が開始されるシンプルな仕組み。1回切れたら課金しない限り再度通話はできないため、その後の面倒さもなく暇つぶしにはちょうど良い。

通話アプリは変な人しかいないものから、割とまともに話ができるものまで色々ある。顔が見えない&匿名なことをいいことに言いたい放題言われることもあったが、それも含めて普段生活していてたら決して会わないような人たちと話す時間は面白かった。

そうこうする内に秋になり、その日も私はいつも通り就寝前にアプリを使い始めた。

つづく


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