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痙縮の速度依存性による違いをどう評価するか?

こんにちは!
理学療法士のyukiです。

早速ですが、皆さんは脳卒中者や脊髄損傷などに起因する、筋緊張亢進の1つである痙縮に対して

神経学的に反射が亢進しているのか

その他の組織による要素なのか

どのように、判別していますか?

痙縮は速度依存性で引っ掛かりが変化することは周知のことだと思います。

要するに、

他動的に速い速度で動かすと伸張反射が誘発されて、関節運動に引っ掛かり感を生じやすく、

ゆっくりと動かすと伸張反射が誘発されにくいために引っ掛かりなく関節運動を誘発することが出来ます。


一方で、これらが伸張反射に伴う神経学的な興奮性なのか、関節組織や筋、靭帯なのかを判別するのは臨床的に悩むことが多いのではないでしょうか?

特に慢性期例や高齢者では、神経学的な要因に伴う二次的要因が生じやすくなります。

その場合は、MASだけでなくMTSを併用して評価すると判別することが出来ます!


筋緊張の評価方法


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