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後部型脊髄損傷の主症状は感覚障害?

後部型脊髄損傷は画像のような状態を言います。

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画像のように脊髄の背側部のみを損傷するケースを言います!


脊髄損傷の典型的なケースも中心型や前型が多いことから、これらの型による分類では稀である場合が多いようです。


そのため、いまいち病態の理解をされていない方も多いのではないでしょうか?


特にこの後部型に関しては、参考書に載っている情報も少ないように思います。


後部型の脊髄損傷は、外傷のみならず、下記のように動脈系による分類からも損傷が起こる可能性がありますが、

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引用論文からは下記のような解釈もされています↓

前脊髄動脈の閉塞は脊髄梗塞になることが多いが、後脊髄動脈は、閉塞しても関連する動脈叢が側副路になるため梗塞を起こしづらい
(小宮山, 2008)


そのため、脊髄血管系による障害も可能性としては少ないと言えますが、違った見解から捉えている方もいます。その辺は後半で解釈を深めたいと思います!


では、解剖生理学的に解釈するとどのような病態となるのでしょうか?


後ろ型は後索路の障害?


ここからがこのnoteの本題になりますが、初歩的な事でありながら、この後部損傷の解釈が記載されている書籍等は少なく、若手セラピスト向きにもう少し深掘ろうと思います!


後部型で重要なこととして、後索路だけの問題ではない、ということです。


なぜ、後索路の障害を脳領域から解釈する必要があるのか?


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