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電車がしばらく緊急停車しても大丈夫だったパニック障害

パニック障害にとって
もっとも経験したくないことのひとつ

それは
電車が緊急停止で
しばらく線路の途中で止まってしまうこと

わたしは今日それを
しっかり体験してきました

同志よ…
やっぱり大丈夫!
わたしはパニクらなかったよ!
不安の正体を見たよ!


どんな風に乗り越えられたから
細かく説明してみようと思う



今日お昼前
会社に行くために
いつも通りちょっと緊張して
急行に乗っていたら

緊急停止、緊急停止というアナウンスと共に
急ブレーキで止まる
そこは高架上の線路で
駅と駅の間
(昔ならここはどの辺かと辺りを見回しただろうがそんな余裕なし)


近くの駅のホームで
非常停止ボタンが押されたとのこと

安全確認のためしばらく止まります
そして電気も消します
危ないから降りたりしないでくださいとのこと


それを聞いて心臓はバックバク高鳴る
うわーとじぶんの置かれた状況に焦る

同時に
とにかくわたしは大丈夫
パニックではしなない
とはげまし
力をとことん抜く


バクバクはすごかった
どんどん激しくなっていった

社内はシーンとしていて
まわりの人は静かにしている

でもわたしは…
わたしの中も非常事態😂

この後やっぱりダメだと降参して
ここから出してと言いたくなるのか

もう無理と泣き出すのか

気を紛らわせるために
車両を端から端まで歩いたりするしかないのか

一体あとどのくらい
こうしていなきゃいけないのか

あれこれ頭の中に考えがよぎる

それでもその考えに答えは出さず
そのままにして
とにかく
今にいるようにした

たった今のわたしは
どういう状態なのかを客観視してみる

ドキドキバクバクして
この状況を生きている
ドキドキバクバクの速度は
上がるだけ上がったけど
それ以上は速くならない
その上で呼吸はできている
(力を抜いて呼吸は無理にしていない)

そして早く電車動いてほしいなとは思っている

ただそれだけだった

やっぱりダメかも
どうにかなっちゃったらどうしよう
というのは
全部未来の不安

それはまだ起こっていない
現実には起こっていない
わたしのギブアップを
こわがっている

たった今は
ドキドキバクバクしているだけで
息はできる
それをただ続けた
早く〜という思いはなるべく捨てた(流した)

そしてただただ
その中にいた
バクバクが落ちついてきた

アナウンスが入る
少し動きますがまた少し停止します


えーん
また停まるんかい
再び心臓がバクバクし出す😢


がしかし
事故でずっと停まると言っているわけではない

だから
大したことではない
大丈夫

新幹線に乗る前の訓練だな
ここから逃げたい
ではなく
この場に留まろう

そうして
目をつぶって力を抜いていた

そのうち
あ、あの人にメールしなきゃなとか
JCOMの請求書をwebで見ようかなとか
やりたいことが出てくる

それでもまだ余裕がないから
力を抜いたままでいたが

安全確認ができたので動きますという
アナウンスが

嬉しい〜😭
大丈夫だったわたし!
とまだ着いたわけではないが
開放された気分で
メールを打ち始めた…


お分かりいただけだろうか
わたしはもう発作が出ても
症状はバクバクと
逃げたいと思う尋常ないストレスだったが
その逃げたいのはなぜかとよく見たら
数秒後にどうにかなってしまったら
どうしようという
まだ起きてもいないことを
こわがることからだった

だからそれはそうなったら考えようと
あれこれ策を考えず
そのままに
今というところに居続けたら
ちゃんとバクバクは収まってきた
収まったら
他の人と同じように
何かをして時間を潰すことができた✨✨















 



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